エアレーションは、水の中に酸素を送り、魚やバクテリアが元気に過ごすための手助けをします。
ところで、エアレーションは常に行ったほうが良いのか、疑問に思ったことはありませんか?
本記事では、エアレーションを行うべきタイミングについて解説します。
エアレーションの効果や水槽の環境がわかると、そのタイミングもわかるようになります。それでは解説していきます。
そもそもエアレーションの効果って?
エアレーションをすると何が変わるのでしょうか?
結論から言うと、水中に酸素を取り込むことができます。
エアレーションはエアーポンプから空気が送られてきますが、その空気はすぐに浮上し、空気中に逃げていきます。実は、その時に水面が波打つことで、空気中の酸素を取り込んでいるんです。エアーストーンからボコボコと出てくる空気が直接、水中に溶けていくのではありません。
酸素は水中に溶けやすい性質があります。逆に二酸化炭素は、空気中に逃げていきやすい性質があります。エアレーションによって水面が波打ったり、かき混ぜられたりすると、水中の二酸化炭素の量が減っていきます。
その他には、泡が上昇することで水流が起こる、水面の油膜が解消するなどの効果があります。
- 【重要】水中の酸素が増える
- 【重要】水中の二酸化炭素が減る
- 水流が起こる
- 油膜が解消する
エアレーションをするべきタイミング
エアレーションは、水草水槽か、水草を育てていない水槽かでするべきタイミングが違います。それぞれ解説します。
水草水槽の場合は夜間だけエアレーションする
水草水槽の場合、昼間は水草が酸素を生成するので、人為的に酸素を供給する必要はありません。また、水草育成に必要な二酸化炭素が逃げてしまうため、エアレーションは不向きです。
水草によって酸素が供給されることと、水草に必要な二酸化炭素を減らさないために、エアレーションはしないほうが良い。
夜間は水草も休眠するため、酸素は供給されません。(お魚が多い場合は特に)酸素不足の危険があるため、夜間のエアレーションは有効です。また、水草も夜間は二酸化炭素を放出します。水草をたくさん植えている場合はエアレーションをおすすめします。
水草も休眠し、酸素供給がストップ。酸欠を防ぐためにエアレーションが有効。
つまり水草水槽の場合は、夜間だけエアレーションするのが良いです。
水草無しの水槽は基本的にいつでもやっていい
水草を育てていない水槽の場合は常にエアレーションをして問題ありません。エアレーションをすることによるデメリットがほぼ無いためです。
ただ、フィルターによってはエアレーションの役割も果たしている種類もあるので、それらをお使いの場合はエアレーションは不要です。次の項目で解説します。
酸素供給できないフィルターの場合はエアレーションがおすすめ
「フィルターを使っててもエアレーションすべき?」という疑問があると思いますが、酸素供給できないフィルターをお使いの場合はエアレーションをしましょう。酸素供給できないフィルターは、
- 外部フィルター
- 外かけフィルター
- 水中ポンプによる底面フィルター
- 水中ポンプによる投げ込み式フィルター
です。
基本的に、水面が波打ったり、少し高い位置から水が落ちるようなフィルターは酸素供給がなされています。なお工夫次第では上記フィルターでも酸素供給できる場合があります(例:外部フィルターの排水口を、水面より高い位置に設置する)。
フィルターと併用の場合は吸水口の近くは避ける
フィルターを作動させつつエアレーションも行う場合ですが、エアーストーンをフィルターの吸水口から離して設置しましょう。なぜなら、
- エアー噛みによる音がうるさく感じられる
- エアー噛みによりモーターの寿命を減らす可能性がある
- エアレーションの効率が下がる
からです。3つ目は、冒頭でも述べた「水面が波打つ」効果が発揮しにくくなるため、効率が悪くなります。よってエアーストーンは、フィルターの吸水口付近を避けましょう。
緊急的にエアレーションをするべきタイミング
以下の時はすぐにエアレーションを行い、トラブルが解決されるまで様子を見ながらエアレーションをしましょう。
- 酸欠の時
- 高水温の時
- 水槽の環境が悪い時
酸欠の時
魚が水面付近で口をパクパクさせているときは酸欠が疑われます。すぐにエアレーションを行い、酸素供給してあげましょう。
高水温の時
水温が高い時(30℃以上)は酸素濃度が減り、酸欠のリスクがあります。エアレーションをすることで少しだけ水温を下げる効果もあります。
水槽の環境が悪い時
コケが大発生している、魚が元気が無いと行った場合は、魚に害をもたらす細菌が増えている可能性があります。溶存酸素も減っていることがあるのでエアレーションをしながら水換えも行ってください。バクテリアの活性化も促します。
まとめ
エアレーションをするべきタイミングが分かりましたでしょうか?
エアレーションは必ずしも常時必要なものではありませんが、状況に応じて取り入れることで、初心者でもトラブルを起こしにくい水槽を作ることができます。


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