ある女性が、友人の女性(Aさん)と二人で動画配信をしていました。
再生があまり伸びなかったのでAさんは一緒に配信するのをやめました。
数ヶ月後、動画のおすすめ機能でAさんらしき人をたまたま発見。その動画を見ると・・・
「顔は出さず胸元が開いた服を着て、ひたすらフライパンをゆすっているだけの動画」
でした・・・。しかしそれがめちゃくちゃ再生されている!
内容はともかく、これにはコンテンツづくりやビジネスに役立つ本質が見えてきます。
ニーズを把握している
世の中に存在する“ニーズ”や“視聴者心理”を正確に把握していますよね。
男性心理なんてわかりやすいと思いますが、市場のニーズを捉えているのは確かです。
欲望という方が正しいかw
ニーズに合ったコンテンツを提供している
視聴者のニーズを的確に把握し、それに合ったコンテンツを提供しているという構造になっています。
「自分がやりたい動画」ではなく、世の中が欲している動画を作っている。まずニーズがあって、そこに刺しに行っているようなコンテンツです。
自分の武器を把握している
特に説明は不要でしょうw
簡単そうに見えて、100人居たら100人ができるワケではない事です。そのため希少性もあります。
おそらくご本人には、そうゆう趣味や癖はないかもですが、武器になり得ることは熟知しているはずです。
アルゴリズムを把握してる
表向きはあくまでも料理の動画ということで、「性的コンテンツ」認定を回避しています。
いや、もしかしたら本当に料理メインという可能性すらあります。
そのくらい自然で、かつ大衆のニーズを満たすコンテンツを内包させるという、すごく高度なことをやっている動画だったりしたりしなかったり。
つまり、市場が欲している価値を読み取り、それにマッチした商品を提供している。さらに自分の武器を生かし、破壊力を上げている。シンプルに市場適合性が高いです。
「市場適合性(Market Fit)」とは、自分の製品やサービスが、ターゲットとなる市場のニーズや期待にどれだけ合っているかを示す概念です。特にスタートアップや新規事業でよく使われる言葉で、「その商品やサービスを“欲しい人”がちゃんといて、対価を払うほど価値を感じてくれている状態かどうか」を測るものです。
アンチ・炎上
このような方法で荒稼ぎされると、
「セクシー要素で釣っているだけで中身がない」
「真面目なクリエイターからしたら不公平」
「ジェンダーうんぬん」
といった声が聞こえてきそうです。ですが、結果が全てです。
再生数やエンゲージメントが少ないのは、市場適合性が低いということ。努力量や時間は関係ありません。
ここでは、批判をやめて「ニーズに当てた成功例」として学びを得ましょう。
もちろん、性的コンテンツを認めていない動画配信プラットフォームでは限りなくグレーに近いコンテンツといえます。
まとめ
需要と供給の一致が価値を生む。これはコンテンツに限らず、ビジネス全般に通じる普遍的な原理です。
例の動画はそれをシンプル・ストレートに遂行した好例。
あなたのコンテンツに活かすヒントになったでしょうか?
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