メダカが卵を産まない原因と対処法

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メダカが卵を産まない・・・。原因はなんだろう。たくさん産んでほしいのに・・・

こういったお悩みを解決します!

本記事では、メダカが卵を産まない主な原因と、その対処法について解説します。

メダカが卵を産まないのは、様々な要因が関係しています。「ここを変えれば産みます!」とお伝えすることはできません。ですので、具体的な原因や対処法を挙げるので、できるところを実践してみてください。きっと、毎日のように卵を産んでくれます。

健康なメダカの繁殖をサポートしましょう!

卵を産まない大きな理由は「栄養」「水温」「日照時間」

メダカが卵を産まない理由として特に重要なのは、

  • 栄養
  • 水温
  • 日照時間

それぞれが必須な量を満たしていることが大切です。詳しく解説します。

じゅうぶんな栄養を与える

産卵はとてもエネルギーを使います。そのため、健康で体力が十分あることが重要です。餌は1日に2〜3回与えましょう。栄養価が高いものや、繁殖用と表示されている餌を十分に与えます。

ミジンコなどの生き餌による、飽和給餌という方法も有効です。

関連記事:メダカの健康管理に最適!ミジンコを餌にするメリットとその方法

水温は20℃以上

メダカは水温が20℃あれば産卵し、26℃程度でより活発になります。水温が低いとそもそも産卵しないので、水温が低い場合はヒーターで加温しましょう。

日照時間は13〜14時間

産卵を促すには日照時間13〜14時間必要です。コケ対策に日照時間を短く取っている人は見落としがちなので注意しましょう。

タイマーで照明を管理し、規則正しく毎日のリズムを作ります。手動で照明をオン・オフしていると、どうしても不規則になってしまい、免疫力の低下や病気の原因になります。手間を減らす意味でも、タイマー管理はお勧めです。

その他、メダカが卵を産まない理由

そのほかにメダカが卵を産まない理由としては、以下のようなことが挙げられます。

  • 産卵場所がない
  • 相性が悪い
  • 老化
  • 病気

産卵場所がない

適当な産卵場所がないと、母メダカは卵を産みつける場所を決められず、低床に落としてしまいます。そうなると発見は困難です。水草や産卵床を用意しましょう。

相性が悪い

メダカはオス・メス1匹ずつから増えますが、100%相性が良いとは限りません。そのため、ある程度の数のメダカを泳がせましょう。母数が多い方が、産卵の確率が上がります。

老化

メダカは飼育下では4年ほど生きることがありますが、3年目からは産卵はかなりの負担になるようで、あまり産まないことがあります。無理させず、労ってあげましょう。

病気

繁殖は健康あってのもの。病気になってしまっては産卵どころではありません。規則正しい照明や水質管理に気をつけ、いつでも健康であることを第一に飼育しましょう。

卵は見つけにくいこともある

卵を産んでいるのに、見つからないだけのこともあります。メダカの卵(有精卵)は綺麗な透明をしており、水の中では発見しにくいこともあります。浮草の根につけられた卵も見つけにくいでしょう。

関連記事:メダカの卵の取り方について

産卵床としてアナカリスを入れている場合は比較的見つけやすいです。また、人工の産卵床なら水中から取り出して空気中で確認できます。

産卵を促す方法7つ

産卵しないメダカを産卵させたい、もっとたくさん卵を産ませたい時は、以下のポイントを意識してみてください。

  • 栄養をつける
  • 水温を上げる
  • 日照時間を伸ばす
  • 屋外に出す
  • 生き餌を与える
  • 水替えをする
  • メダカを入れ替える

それぞれ見ていきましょう。

栄養をつける

産卵はエネルギーを消費するため、栄養価の高い餌をたっぷり与えましょう。どれを与えたら良いかわからない人は、実績のある繁殖用の餌を与えてみてはいかがでしょうか?

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水温を上げる

水温を上げることで、繁殖行動が活発になります。コツとしては、徐々に水温を上げることです。それと同時に、日照時間も増やします。これは、自然における産卵期の到来を感じさせるためです。逆に、前日よりも水温が低いということが続くと産卵をしなくなるという例もあります。

日照時間を伸ばす

前述した「水温を上げる」のと同じ理屈です。日照時間も産卵期を知らせる手助けになります。

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屋外に出す

つまり、太陽光を当てるということです。屋内の人工照明よりも太陽光の方が明らかに大きく育つことが知られており、繁殖行動においても有効と考えられます。

外に出す場合は鳥や猫、ヤゴなどの敵には注意しましょう。

どうしても屋外に出せない場合は、ワンランク上の照明器具に変えてみるのも良いかもしれません。

生き餌を与える

生き餌を与えると、野生を取り戻したかのように、目がギラついて行動的になる・・・これは私の感想ですが(笑)。

実際にこのようなちょっとした変化がきっかけとなって、産卵が促されることがあります。

生き餌は高タンパクで栄養価も高いうえ、逃げる対象を追いかけて捕食するという本能的な行動によって、何らかのスイッチが入るのではないでしょうか。

水替えをする

刺激を与えるという意味で水換えも有効です。カルキ抜きをしただけの水道水は中性付近でミネラル分も含まれ、メダカにとって悪い水質ではありません。

反対に、何週間も水替えをしていないと水質が酸性に寄ってしまい、健康を崩す原因になります。メダカは丈夫なので、放っといた水よりも新しい水の方が産卵を促すには有効と言えるでしょう。

メダカを入れ替える

人間にも相性があるように、メダカにも相性があります。なかなか産卵しないのであれば、オスのメダカを入れ替えてみるもありでしょう。

メスのお腹が膨らんでいるのに産卵しない場合は、良いオスがいない時です。そのままにしておくと卵管詰まりを起こすので、この場合もオスを入れ替えましょう。

メダカが卵を産まないNG飼育方法3つ

メダカが卵を産まない場合、飼育環境に問題があることも。以下に該当しないかチェックしてみてください。

過密はNG!ゆとりある飼育を

過密であると他者を攻撃するメダカがいたり、隠れたり落ち着く場所がないため、ストレスを感じやすくなります。ストレスが大きいと産卵できないため、過密飼育は避けるべきです。

また、繁殖行動の邪魔も入ります。10匹もいればほぼ確実に繁殖は狙えるので、少ない数でゆったり飼育しましょう。

劣悪な環境

ろ過フィルターが機能していない、長らく水替えをしていないといった環境では、水質が酸性にかなり寄ってしまっている場合があります。酸性に寄るデメリットは、メダカが苦手な水質であることや、ろ過バクテリアの働きが悪くなることが挙げられます。藍藻など発生していませんか?できれば水質検査キットなどを使い、pHや亜硝酸塩を調べ、状況に応じて水替えなどの措置をとります。

メダカ飼育において、牡蠣殻は水質管理に有効です。メダカの飼育に牡蠣殻(カキ殻)が良い理由

光の弱い照明を使っている

消費電力が数ワット程度の照明器具では、産卵期を知らせたり、日照時間のリズムを作れない場合があります。

太陽の恩恵は大きく、メダカの成長に関しては人工照明とは比べ物にならないほど有益です。繁殖も然りで、屋内飼育で産卵しないのであれば屋外飼育を試してみるのも良いでしょう。

ただし、屋外ならではの弊害(外敵や天候など)があることも留意してください。

まとめ

メダカが卵を産まない原因と対策について解説しました。

卵を産まない主な理由は、

「栄養」「水温」「日照時間」

でした。

メダカがオス・メス適当に居て、上記条件が満たせていれば、毎日のように卵を産むはずです。たまに生き餌を与えたり、水替えをしたりして刺激を与えてみるのも効果的。思い切って太陽光で育てるのも有効です。

それでもうまくいかない場合は、環境が悪化していたり、メダカがストレスを感じている時で、対策が必要になってきます。

本記事を参考に、無事にメダカが産卵をしたら何よりです。メダカの繁殖のサポートをしてあげてくださいね!

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