こんにちは、ラッシュです。
今回の記事は、私が10年以上アクアリウムをやってきて感じたメリットはたった1つなのに対して、デメリットは13個もあるって話です。皆様が感じるアクアリウムのメリットってなんですか?これからアクアリウムを始める人は、デメリットも多いってことを知ってもらえたら幸いです。(主観満載の記事です!)
アクアリウムのデメリット
どんどん書いていきます!
水景の管理が大変
美しい水景を維持するのは大変です。具体的には以下のような作業が定期的に必要になってきます。
- 水換え(週に1回)
- コケ掃除(気になるなら随時)
- 栄養剤や水質調整剤(必要なら毎日)
- 水草のトリミング(半月~1ヶ月に1回)
- 吸排水パイプやCO2拡散筒の漂白(1ヶ月に1回)
- 夜間のエアレーションのオンオフ(自動化してないなら毎晩・毎晩)
トリミングは「水草こんなに増えたな~」という嬉しさもありますが、切った葉を掬うまでで結構大変な作業です。
恋愛運が下がる
『アクアリウムは恋愛運が下がる』と、一部では言われています。恋人募集中の人にはたまったものじゃないですね!(笑)
化学的な根拠は無さそうですが、趣味を通じてあまり多くの人と関わることも少なく、インドアな趣味なのでそう言われてしまうのも仕方ないのかもしれません。
アクアリウムグッズは収納場所に困る
いつも使うわけではないけどメンテナンスに必要なグッズ。例えば、
- バケツ
- 水換えポンプ
- プラケース
など、収まりの悪い形のものが多いんですよね・・・。重ねられないし、使った後は濡れているし。これらをしまっておくスペースを確保する必要があります。
お金がかかる
アクアリウムは、他の趣味よりもお金をかけずに始められると言われています。アクアリウム用品を一式揃えるのにかかるお金は45,000円程度。
敷居は低いですが、日々水槽のことを考えていると「必要ではないけど今よりも良くなるんじゃないか」という理由でアクアグッズが増えていきます。照明とかも今より明るいとか、持ってて損はないからという理由で買ってしまう・・・。
水景を鑑賞していると食欲が失せる
食事をする場所に水槽があると、なぜだか食欲が失せる・・・。水景を見ながらコーヒーを飲むというのは私にはできません。コケとか、魚のフンとかが目に入るからでしょうか?ダイニングルームには水槽を置かないことをおすすめします。
水槽に張り付いていると時間が経つのが早い
鑑賞していると、平気で40分とか経っていることがあります。これはこれで有意義だから良いのですが、生産的ではありません。大幅なお手入れやリセットを決行する日などは、気がついたら日が暮れていることもあります。
撤去するときも大変
たくさんの生物、レイアウト素材、低床などをまとめている水槽。引っ越しなどで、これらを撤去するとなったら!?
作業中床は濡れるし、アクアリウム用品は掃除して乾かす必要があります。ウィローモスが活着した流木なども後処理が面倒。
水槽を撤去するときは本気で気合入れてかからないと終わりが見えない作業。水槽を撤去するときは順序立ててシミュレーションすることが大事です。
エビが脱走、魚がダイブ
家に帰って部屋の電気をつけたら、床でヤマトヌマエビが干からびていた。しばらく見ないお魚がいると思ったら、水槽のわきにダイブしていたというのは、割とよくあること。見つける度に申し訳ない気持ちになります。
水漏れを必要以上に心配してしまう
外部フィルターのホース接続部分などは、しっかり接続したつもりでも水漏れがないか気になってしまいます。特に新しく導入したフィルターなどは、外出中も気になってしまうこともしばしば。「家の鍵閉めたっけ・・・」と不安になる人は、けっこう耐え難いかも。
地震が怖すぎる
日本は地震が多い国。大きな揺れでなくても、水槽の水が左右に波打ち次第に波が高くなって溢れてしまうことがあります。外出中に地震があった時などは、帰宅時の惨事を想像して萎えてしまいます。
ワンルーム物件に住んでいたときは仕事中に地震があり、帰宅してみると布団が濡れてたくさんの貝が付いていました。
無数の微生物がいると思うとなんだか滅入る
水槽内には魚をはじめとする生体以外にも、微生物がそれこそ無数に存在しています。低床内や流木の中など、どれだけの微生物がいるのだろうと思うとなんだか気が滅入ってしまうことがあります。猫や犬1匹とは違い、想像を超える数の生物を水槽内で活動させるのがアクアリウムというものです。彼らの働きのおかげで水景が成り立っているのには間違いないのですが・・・。
趣味としては地味
インドアですし、誰かと一緒にするアクティビティでもない。趣味としては地味な部類に入るのではないでしょうか。もちろんアクアリウムでも輪は広がりますが、窓口が広い趣味とも言えません。
生体の”死”に責任感を感じてしまう
飼っていたお魚やエビが死んでしまうのは悲しいものです。そうなってしまった時に、「私の育て方が悪かったせいだ」と自分を責めてしまうことがあります。一方でそのような事に慣れてしまい、群れの中の1匹が死んでもさほど悲しまない時もあります。
人として何が正しいかは分かりませんが、気持ちのやりようを見失うことがあり、そんな自分を恐ろしいとさえ思うことがあります。
アクアリウムのメリット
デメリットばかりたくさん書きました。ここからはメリットのお話です。
命って美しい
いつものように水景を眺めていると、時々ハッとなることがあります。小さな驚きの感情です。
具体的には以下のような時に感じます。
- 水草の勢いを感じた時
- 魚の婚姻色を見た時
- ヒレを広げてメスにアピールするオス
- 水がキラキラと輝いている
- 水草の根が一夜にして伸びていた
- 水草が気泡を上げている
- 赤系水草がいっそう色づいている
- ミクロソリウムの葉脈
- 南米ウィローモスの三角形
- 稚魚を発見したとき
- 水面から1cm水上葉が伸びている
どれも生命による結果です。人間(飼育者)の手によるものではなく、水槽内の無数の生命の営みの中で発生する出来事です。
管理者はただ環境を構築・維持するだけ。その環境下では様々な種が存続しようとしています。それが進むことがどうして、人間にとって癒しになるのか。中でも不思議なのは、美しいと感じる時は水槽内の様々な生物が共生しだした時ってことです。ミニチュアな生態系のバランスが落ち着いて、共生社会が出来上がりつつある時から、ちらほらと嬉しい驚きを感じ始めます。
そうなると、ガラスを隔てている私たちもその共生社会の一員と言えるのかもしれません。
芸術的な美しさとは違う、でも心動かされる場面。自然への敬意って、こう言うことなのかな?自然を切り取ったような小さな世界に命の美しさを見られるのは、アクアリウムならではのメリットと思います。
これが世界の自然の至る所で起こっていると思うと、エモい!
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