アクアリウムはお金がかかるの?

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アクアリウムを始めたいけど、一式揃えるのに結構お金がかかるのかな?維持費や電気代もバカにならなそう。お金持ちの趣味なのかな・・・?

こういった疑問にお答えします。

はい。平均年収程度のラッシュと申します。アクアリウムを10年以上やっていますが、「お金かかってキツいなぁ」と思ったことはありません。

この記事では、アクアリウムはお金がかかる趣味なのか?ということと、もろもろの出費についてお話ししています。箸休めのように読んでいただけると嬉しいです。

アクアリウムの初期費用は〜5万円

初期費用に関して言うと、確かに少しまとまったお金は必要です。やはり、生き物を飼う以上は環境を整えてからお迎えしたいので、最初にある程度揃える必要があります。それでも5万円前後でしょうか。

ちなみにこの5万円セットは、「水草水槽を1から製作して、水草をちゃんと育成できる環境」を揃えるための予算です。生き物を飼うだけ(水草を入れない)なら、もっとお安く揃えられます。それこそ1万円以下でもじゅうぶんに飼育できますよ。初心者向けの水槽セット、これは自由度は低いものの、お魚を飼うには十分なグッズが揃います。ネオンテトラやグッピーが賑やかに泳ぐ水槽は、意外とお金をかけずに作れてしまいます。

大型水槽はお金がかかる

逆にお金がかかる例は、大型魚もしくは大型水槽を導入する場合です。具体的には、大型魚はアロワナ等です。ちょっとワルい人の自宅水槽にいそうなアロワナは全長100cmにもなります。不自由なく飼育するために、ゆくゆくは150cm以上の水槽が必要になってきます。水槽と水槽台を特注するかもしれません。そうすると何十万円という出費になりますね。

一方の大型水槽というのは、幅90cm以上の水槽を指します。60cmというサイズはアクアリウムの中では扱いやすく、グッズも揃えやすいです。しかし90cm、120cmとサイズが上がるにつれ、アクアリウム用品代も倍々計算のように上がっていきます。ライトなんかも60cm用より90cm用の方が高いですし、フィルターもヒーターも同様。レイアウトに使用する土や流木もたくさん必要です。

つまり、90cm以上の水槽はすごくお金がかかる、ということです。

生体の値段はピンキリ

生体の値段はどうでしょう。例を挙げますと、ネオンテトラ1匹90円程度です。それより少し大きいカージナルテトラは150円〜200円。エンゼルフィッシュは500円〜1,000円(情勢により変化します)。生体1匹あたりの値段はかなり安い方といえます。ただしピンキリで、大型のアロワナなどは何十万とします。品種改良されたメダカが何万円もすることも。ここまでいくとマニアの世界ですね。

というわけで、60cm以下の水槽の場合は、生体代も含めてもそれほどお金がかかりません。ちなみにここまでは初期費用のお話です。では維持費(ランニングコスト)はどうでしょうか?フィルターは動きっぱなし、ヒーターはつけっぱなしということで、結構高いと思っていませんか?



維持費(ランニングコスト)は安い

実は維持費もそれほどかかりません。具体的には以下の通りです。

エサ120円
カルキ抜き58円
水道代19円
電気代419円(冬は2,204円)
1ヶ月あたりの維持費

おおよその数字ですが、合計で616円です。冬場はヒーターを使うので少し高く、2,401円です。水草水槽を行う場合はもう少し上がります。それは別記事で解説しているので参考にしてみてください。

トレーニングジムに通うよりもよっぽど安いですね。これも前述した特大水槽の場合は話が変わってきますが、60cm以下の水槽ならあまり痛くない出費です。

アクアリウム沼にハマるとお金が飛んでいく

はい、ここまでいかがでしたか?「意外とお金かからないんだね。やってみようかな!」となりましたか。でもここで一つお伝えしておきます。アクアリウムは沼にハマると、お金かかります。

最初はスモールスタートで初めても、あれもこれもと揃えたくなるものです。「あ、アレ持ってないからいちお買っとこうかな」と、すぐに必要でもないのに買ってしまいます。一個一個の値段があまり高くないのもある意味罠ですね。

そうしてある程度揃うと、こんどは次の罠が・・・

あなたは一つの水槽を飽きずに愛でられますか

人間悲しいかな、飽きがくる生き物なんです。熱帯魚にはさまざまな種類がいますね。どれも美しく魅力的で、ショップで眺めているとまだ飼ったことのないお魚を飼ってみたいと思うようになるんですよねー。他所の芝が青く見えるように、とても可愛らしく見えてしまいます。

それで、今ある水槽に導入して混泳させるならいいですが、お魚の雰囲気に合わせてもう一本水槽を立ち上げようと思ってしまうのです。

これは本当にあるあるなんですが、最初の水槽が60cmなら、ふたつ目は30cmキューブ買ってみようかなってなります。

アクアリウムは水槽一つにつき一式の道具を揃える必要があるので、その分お金かかります。

水草の沼

水草の場合も同様です。一つのレイアウトが旬を迎えるころには水草に飽きています。「俺はパールグラスはマスターしたな。次はグロッソやってみよ!」となります。パールグラスやグロッソスティグマは水草の名前です。さまざまな水草を育ててみたくなることは良いことだし、多くの水草愛好家もそうやってレベルアップしてきたと思いますが、水槽を増やすとなるとやはりお金がかかりますね。しかも、新しい水草に挑戦する!というのがもっともらしい理由となり、強烈な後押しになるのです。

朗報ではないですが、水草でお金を稼ぐこともできます。レアな水草を増やすことに成功したら、メルカリなどで売ってみましょう。購入者もショップで買うより安く手に入り、ウィンウィンの関係になります。発送方法はちょっと面倒ですが、コンスタントに増やせればいいお小遣い稼ぎになるかもしれません。

以上、アクア沼でした。趣味で沼にハマるというのとても幸せなことですけどね!

一つの水槽でガマンすればお金がかからない

強い意志があればこのようなお金がかかる状況は回避できます。例えば先ほどの例でいうと、水景が旬を迎えたら納得いくまで写真を撮り、リセットして新しいレイアウトに作り変えます。一つの水槽、一つのキャンバスだけで楽しむようにします。一度でも水槽を増やすという行動に出ると、また次に水槽を増やすかというときに抵抗なくできてしまうので注意しましょう。お金で悦びを買うのは簡単ですが、それは紳士ではありません。笑

DIYはおすすめしない理由

DIYをして安く代用できるものはあるのか?についてですが、これはあまりおすすめしません。例えば水槽台。それなりにお値段する水槽台は自作したいと思うかもしれませんが、素人がちょっとYouTubeを見て作れるものではありません。壊れて水浸し、床下浸水となると節約どころではありません。十分な耐荷重を持った台を作るには知識と技術が必要なので、あなたが大工さんではないなら素直に水槽台を買いましょう。

その他、DIYできる部分は多いものの、それで節約になるケースはほとんどありません。そもそもアクア用品自体そんなに高いものも少ないので、製品を買うのがベターでしょう。

病院代はかからない

アクアリウムがお金がかからない理由として、病院代がかからないというのも挙げられます。他のペットの場合、病院代というのはバカになりません。普通に10万円とかしてしまうこともありますね。ハムスターやウサギ、フクロモモンガなどのエキゾチックアニマルも数万円とか、病気がちな子の場合はもっとしてしまいます。可愛いペットだと、ここをケチることは考えないはず。

一方で観賞魚となると、そもそも診てくれる病院はありません。治療は飼い主が、薬浴という方法で行います。薬浴の場合の費用は0円〜数百円です。

例えば金魚やアロワナなどの大きな魚をペットとして飼育している場合には、薬浴による治療は簡単です。しかし、水草水槽に数十匹の魚を飼っている場合、病気の魚1匹だけを取り出すことは容易ではありません。かといって水槽全体に薬液を投じると、水草やエビ、バクテリアに大ダメージを与え、環境が崩壊しかねません。

このようなケースでは、病気が発生することも自然の摂理としてそのままにしておくアクアリストが多いです。生き物にあまり関与せず、環境の維持にのみ注力して、あとは自然の流れに任せる。他のペットとの大きな違いです。

まとめ:お金かからない趣味だけど沼に注意!

いかがでしたか?アクアリウムがお金がかからない趣味な理由をまとめると、

  • 初期費用が安い。(大型のぞく)
  • 維持費もあまり高くない(冬場は上がる)
  • アクアリウムグッズもそれほど高くない
  • 病院代がかからない

ということでした。ただし、沼にハマるとお金かかりますよ、ということです。どんな趣味にも言えることですが、のめり込むとお金は飛んでいきます。ですがアクアリウムに関してはお金かかっても楽しいのは間違いありません。

とはいえ全体的には、他の趣味に比べて安いのは事実。この機会にアクアリウムを始めてみてはいかがでしょうか?


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