ハムスターがケージを噛むんだけど大丈夫?理由と対策

ハムスター

ハムスターのケージから異質な音がすると思ったら、ハムちゃんがケージの金網を噛んでいた!!

これは結論から言ってかなり危険な状態です。すぐに対策をとったほうが良いでしょう。

本記事ではハムスターがケージを噛む理由と対策についてお話しします。

ケージを噛む理由3つ

ハムスターがケージを噛む理由は主に以下の3つです。

  • 極度のストレス
  • 脱出を試みている
  • 歯が伸びすぎている

それぞれ見ていきましょう

極度のストレス

極度のストレスを感じているとき、金網を噛み続けることがあります。

  • 一晩中噛んでいる
  • 部屋を明るくして接近して見てもやめない

これらに該当するときは、かなり危険です。

なぜなら、ハムスターは生態系ピラミッドの最下層に位置する存在。つまり外を歩けば天敵だらけの環境で、他の動物に見つかるような(大きな音を立てる)ことは絶対にしないからです。

そんなハムスターがケージを噛み続けるのは、命に関わるほどのストレスを感じているからと考えられます。

脱出を試みている

ケージをときどき噛むのは、脱出を試みている可能性があります。人が近づいたり異変を感じるとどこかに逃げるような行動をとるときは、警戒心は働いている証です。

今の巣箱では、安全に眠ることができないと感じています。新しい、安全な巣を探すために外に出ようとしているのかもしれません。

歯が伸びすぎている

歯が伸びすぎて、歯を削るためにケージを噛むことがあります。

硬いペレットやヒマワリの種、かじり木も歯の伸びすぎ防止に役立ちます。

ハムスターの歯は伸び続け、下顎を突き破ることもあるため注意が必要です。歯の伸び過ぎを確認した場合は獣医に相談しましょう。

ケージを噛む対策

ハムスターがケージを噛むのをやめさせたい時に有効な対策をご紹介します。

飼育を見直す

ハムスターが安心して暮らせるような飼育はできていますか?簡単にチェックしてみましょう。

  • 十分なエサがあるか
  • 巣に十分なエサを蓄えているか
  • 水は毎日新しくしているか
  • おしっこは染み込みすぎていないか
  • 巣箱を頻繁に開けていないか

ハムスターはエサを蓄える習性があります。そして食べたい時に食べています。つまり人間がエサを与えすぎたとしても、食べ過ぎる心配はないのです。むしろたくさんあるほどハムスターは安心します。人間で言う、貯金残高のようなものです。

エサは寝室とは別の場所に貯蔵します。なので、巣箱に最低2部屋はあると良いですね

巣箱を掃除してしまうと、ハムスターは「巣箱に侵入者がいる」と感じ、安心できません。掃除はトイレ砂や腐りそうな野菜、気になるフン程度に留めましょう。ちなみにフンは非常食になるので、気にならないようであれば取り除かなくても大丈夫です。

ストレスが原因の場合

ストレスでパニックに近い状態の場合は深刻です。

応急処置として、500mlの牛乳パックの中にティッシュをちぎったものとヒマワリの種、ペレットを入れ、ケージの中に置いてみましょう。

牛乳パックの入口は、飼い主からは覗けない方向に向けます。ひとまず安全な空間を見つけられると落ち着いてくれるかもしれません。

金網のケージはおすすめしない

ハムスターの飼育で金網のケージはポピュラーですが、あまりおすすめしません。メリットとデメリットをお話しします。

金網のケージのメリット

金網のケージのメリットは、

  • 通気性が良い
  • 安い
  • 器具を取り付けやすい

夏場に熱がこもらず、おしっこの匂いも緩和されます。

また、回し車、水やり器などを取り付けやすいのもメリットです。

金網のケージのデメリット

一方、金網のケージのデメリットは、

  • 噛む
  • 雲梯する
  • 挟まって骨折する

噛めてしまうことが、大きなリスクです。

また、前足で捕まって雲梯(うんてい)のような行動をしてしまうこと。一見コミカルですが、落ちると足や背骨を骨折する危険があります。

高さがない側面の金網でも足が挟まって骨折する危険があります。

ハムスターの怪我につながるリスクが多いので金網のケージはおすすめしません。

まとめ

ハムスターがケージを噛むのは危険な状態であることが多いため、速やかに対策しましょう。

基本的な飼育環境ができていれば、ほとんど噛むことはありません。

ぜひ、ハムスターを幸せにしてあげてください

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