ハムスターに噛まれてしまったら?対処法と仲良くなる方法

ハムスター

・・・ハムスターに噛まれてしまった。

仲良くなりたいのに、その気持ちとは裏腹に噛まれてしまうのはとてもショックですね。

ではなぜ噛まれてしまったのでしょうか?それを理解することで、噛まないハムスターに育てること、信頼関係を取り戻して仲良くなることにつながります。

本稿では、

  • 噛まれてしまった時の対処法
  • 噛む時のハムスターの気持ち
  • 信頼関係を取り戻す方法

についてお話しします。

その前に、噛まれた部分の消毒は済ませてくださいね!

【前知識】そもそもハムスターは噛まない

前知識として、ハムスターは頭が良い動物です。ケージの中にいても人間を認知し、音や匂いから人間のことを知ろうとしています。

人間からの危害がなければ、早かれ遅かれ、ほとんどのハムスターが人間のことを「危険ではないもの」と判断するでしょう。

また、ハムスターは戦いをしません。ほぼ負けるからです(泣)。それでも噛むということは、よほど窮地に立たされたということです。

噛む時のハムスターの気持ち

人の指を噛む時のハムスターは、どんな気持ちなのでしょう。以下が考えられます。

  • あなたが何なのかがわからないうちに、近くに来て怖かった
  • ナワバリに侵入してきた
  • パニックになっている

それぞれ解説します。

あなたが何なのかがわからないうちに、近くに来て怖かった

先ほど述べたようにハムスターはケージの中からあなたを観察していますが、まだ安全だという確信が持てていないのに近くに来られため、咄嗟に噛んでしまった可能性があります。

この場合はもう少し時間をかけて、徐々にコミュニケーションをとるようにしましょう。

ナワバリに侵入してきた

ハムスターは基本的に巣の中で過ごします。巣の中は「いつだって絶対に安全な場所」と考えたいのです。なので、巣の出入り口付近に人間の指が来たりすると追い払おうとして噛むことがあります。

巣を勝手に掃除したりすると、その匂いと指の匂いを結びつけたりすることもあります。巣は基本的にいじらないようにしましょう。

パニックになっている

絶対に安全であるはずの巣をまだ持てていない時は、自らの命を守るために必死です。この時は心に余裕がなく、人間からのアクションに対して恐怖でパニックになることがあります。金網をガシガシ噛んだり、異常に走ったりすることもパニック行動の一つ。

まずは、ハムスターが落ち着ける環境を用意することが大切です。

信頼関係を取り戻す方法

噛まれたしまったことはどうにもなりません。では、どうしたら信頼を回復して、仲良くできるのでしょうか。

以下のステップを踏むことが有効です。

  1. ハムスターを落ち着かせる
  2. ハムスターの安全を確保する
  3. 人間は無害なことをわかってもらう

順番に見ていきましょう。

①ハムスターを落ち着かせる

現状はハムスターの心に余裕がない状態です。まずはハムスターに落ち着いてもらいましょう。このときハムスター的には「とりあえず安全な場所に逃げ込みたい」と思っているはずです。そこで、次のようにしてみましょう。

即席のシェルターを作ってあげる

即席シェルターの作り方:牛乳パックの口にトイレットペーパーの芯を差し込み、その中にティッシュや新聞紙の切れ端とヒマワリの種を少し入れる。牛乳パックが長すぎるなら短く加工する。

シェルターを自分の力で発見させる

それをケージの中に置きましょう。入り口に導いたりせず、自然と中に入っていくまで待ちましょう。牛乳パックを齧ったりせず、静かになれば成功です!

②ハムスターの安全を確保する

即席シェルターは、ひとまず落ち着ける場所に過ぎません。

人間でいうと、家が倒壊してしまったが、何とか友達の家に転がり込んで夜を明かせそうな状態です。これではまだ安心できませんね?

本当に安全な巣を探さなくてはいけません。ここは少し大きめの、奥まったところに部屋があるような巣箱を用意してあげると良いでしょう。しかしあまり売られていないのが現状。そこで、またまた牛乳パックを使って巣箱を作ってあげるのもおすすめです!

③人間は無害なことをわかってもらう

ハムスターは頭が良いといいましたが、記憶力はそれほど良くありません。これは良くも悪くも、一度植え付けてしまった恐怖心を取り除くチャンスです。

巣箱を用意して安全を確保させてあげたら、安全な場所からあなたのことを納得いくまで観察させましょう。そうして、危険がないと判断されれば、不用意に噛んだりしなくなっているはずです。

ハムスターにあなたを観察させる際の注意点

観察させるというのは具体的にどうしたらいいのでしょうか。答えは、「無関心を貫く」です。ハムスターに対して、興味ありませんよ〜という態度をとり続けます。興味がある(もちろん興味はありますが)そぶりは、獲物として狙っているというふうに捉えられてしまいます。

ハムスターに言葉は通じません。「私は敵じゃないよ」と伝えるには、危害を加えない日々を積み重ね、敵ではない事をハムスター自身に理解してもらう他ないのです。

信頼度チェック

ハムスターからの信頼度チェックの方法です。以下の事をしてみましょう。

  • 乾燥したパスタを折らずに持ち、反対側を食べさせる
  • 徐々に短くする

この時のハムスターの様子に注目。二本足で立ち、耳をピンと立てている時は警戒MAXです。鼻で匂いを嗅ぎつつもパスタを齧りに来る時はぼちぼち。

もっとちょうだいと寄ってくるようなら順調!?

何にせよ、嗅覚を働かせている時はあなたに関する情報も収集しているので、信頼回復までは近づき過ぎたり触ろうとしないことです。

まとめ

ハムスターの気持ちに立って考えてあげることが、仲良くなるための近道です。考えてみればわかりますが、あなたの部屋の窓を開けたらでっかい顔が覗いていたら怖いですよね。でもそれが危険なものではなく、共生できるものとわかれば信頼は築けるはずです。

ぜひハムスターの気持ちを理解し、仲良くなってあげてください。

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