こんにちは、ラッシュです!
水草水槽+メダカ。この組み合わせはOK?NG?
メダカって可愛いですよね!
飼い主が水槽の近くに来ると、「エサがもらえる」と思って近寄ってくる姿はとても愛らしいです。繁殖も可能で、時には思いもよらぬ美しい姿に成長することも。そんな驚きや癒しを与えてくれるメダカたちを、あなたの素晴らしい水草水槽に泳がせてみたいと思うこともあるでしょう。
メダカもネオンテトラ等と近いサイズなので大丈夫な気がしますが、あまり水草水槽でメダカが泳いでる光景を見ませんね?
本当に大丈夫でしょうか?
本記事では、こういった疑問にお答えします。
水草水槽+メダカの組み合わせはNG!?
結論から言いますと、あまりオススメしません!いきなり出鼻を挫くようですが、「あまり」オススメできない理由があります。
それは、メダカが雑食性ということです。プランクトンや虫、藻、植物を食べます。
雑食=何でも食べると思っていいでしょう。
そのため、一部の水草は食べられてしまいます。柔らかく、葉の小さい水草は注意が必要です。
もちろん、水草を選べば問題ありません。なので、「あまり」と付けさせていただいてます。
水草を引っこ抜かれる
せっかく植えた水草を引っこ抜かれます。キューバパールグラスは、かなりやられてしまいました(笑)。
「しっかり根を張っていれば大丈夫でしょ」と思われるかもしれませんが、少々甘いかもしれません。
かなりの執念で引き抜きいていきますよ。メダカにはごく小さな歯がありますので、しっかり噛みつき、絶対食べてやるという意気込みが感じられます。
また、葉が大きくても柔らかい水草は、新芽の部分に気をつけてください。食べられたり抜かれなくても、歯によって傷つけられてしまう場合があります。
食欲旺盛がすぎる
メダカの寿命は1〜2年。そんな生涯の中で子孫を残していくために、メダカは何事にも全力です。
繁殖はもちろん、そのためのエネルギー確保として、食欲も旺盛です。
というか満腹中枢がありません。「もうお腹いっぱい」とストップがかかることなんてないのです。
厳しい野生では、満腹なんて贅沢な感想は言ってられないのでしょう。
メダカには胃もないので、食い溜めができません。
つまり、一日中食べ続ける可能性があるということです。
受け口になっているのは水面に落ちた虫を食べるためと思いきや、ソイルに植っているキューバパールグラスも食べますからね。
野生を生きてきたメダカ達
野生のメダカは、絶滅が危惧されています。
常にギリギリを生きているメダカ。寿命を短くしてでも、繁殖力の強さで種をつないできました。満腹中枢なんてとうの昔に捨てた(笑)。日本の四季にも耐える体を持ち、条件が揃えば毎日のように産卵をする。
日本が誇るたくましいメダカ。
水草水槽にお招きするときは、そういった特性を活かすようなレイアウトが良いかと思います。
メダカが好む水質
メダカは弱アルカリ性〜弱酸性の幅広い水質に適応できます。
水草水槽は一般的に弱酸性が良いとされていますが、メダカもこれに適応します。
問題なく維持できている水草水槽であれば、メダカも飼育できますよ。
グリーンウォーターについて
メダカにとって理想的な水はグリーンウォーターです。
グリーンウォーターは植物性プランクトンが豊富な水。緑がかっていて、透き通っていません。そのため外敵から襲われにくい、稚魚の餌が豊富といったメダカにとってメリット大な水
となるとメダカはグリーンウォーターで飼育したいものですが、グリーンウォーターは、
- 横からの鑑賞性が悪い
- pHがアルカリ寄りになりやすい
- ろ過フィルターでろ過されてしまう
ことから、水草水槽とは齟齬が生じます。
やはりグリーンウォーターは、屋外の睡蓮鉢との相性が良いですね!
まとめ。ADAのメダカ水槽
故天野氏がワークショップで製作した、「メダカの学校」という素晴らしい水槽があります。
そのワークショップの様子がYouTubeで公開されていたのですが、今回見つけられませんでした。
(ご存知の方はリンクを教えていただけると嬉しいです!)
2本の流木をクロスさせ、真ん中に石を配置して(撒いて)1本の大きな流木のように見せるというダイナミックなレイアウトです。水草はグロッソスティグマ、ボルビディス、クリプトコリネ、ウィローモスだったと思います。
オリジナリティにあふれています。不思議とメダカにもマッチしていました。
こんなふうに、最終的に鑑賞の際に良しと思えれば良いのです。
本記事ではオススメしない理由をお伝えしました。
ですが、世間的にそう言われるてるからこその、それをくつがえすアイデアを出すのも面白いです。
ただ、キューバパールグラスはやめておいた方がいいです、まじで(笑)
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