子供へのプレゼントとしてのアクアリウムはあり・なし?

考察系

こんにちは、ラッシュです!

親御さん
親御さん

子供へのプレゼントにアクアリウムを考えています

子供部屋にあったら絶対可愛いし、知育として生き物を育てるのは良いことだと思う!

実際どうなの?

確かにアクアリウムの水槽セットの中には、可愛いフォルムの水槽があります

こんなのとか、

こんなの

ウォーターフォールは正直そそられます(笑)

他にも、照明やフィルターが内蔵された「これひとつで飼育できる!」という謳い文句のオールインワンのタイプも多いです

パッケージには色鮮やかな熱帯魚や水草の写真

確かに子供部屋にあったら可愛いけど、世話や維持、知育の面ではどうなの?

結論からいうと、あまりおすすめしません!

その理由(リスク)をお話しします

子供へのプレゼントでアクアリウムはやめた方がいい5つの理由

実際に子供にプレゼントした友人の話では、

  1. 魚が死ぬから
  2. 世話するのは親になるから
  3. 事故の危険
  4. 水槽セット以外にもお金がかかる
  5. 知育としてはいまいち

がありました

これらの理由について考えていきます!

もちろん一例に過ぎないのですが、様々なデメリットを含んでいることが分かります

ちなみにその時の水槽は、砂が入った状態のままベランダで放置されていました(泣)

①魚が死ぬから

小さくて繊細な魚は飼育にも繊細さが必要

ですが小さい水槽ではすぐに水がダメになりやすく、魚にとっては劣悪とも言える環境です

総水量が少ない分、ちょっとしたことで環境のバランスが崩れるからです

こういった水槽はアクア歴が長い人でも維持が大変です

入れた魚が100%全滅するとは言いませんが、かなり難しいことは間違い無いです

また、早く子供にキレイな熱帯魚を見せたいと思ってすぐに魚を入れてしまうと失敗します

②世話するのは親になるから

「絶対に、毎日散歩するから犬が欲しい」と言われて犬を飼い始めても、結局散歩に連れて行くのはお母さんというパターン

いや、偏見で決めつけるのは良くないですが・・・

アクアリウムの維持は、日々のメンテナンスが欠かせません

お魚の世話というのは、犬の散歩以上に刺激がない作業です

なぜなら、水換えをしたところで何が変わったかがわからないからです

ですが、エサを食べる様子は楽しめるかもしれません

子供は様々なことを吸収するのに忙しい年頃です

「生き物を飼うのには世話が必要だよ」と教えても他のことに興味いっぱいで、面倒な世話や水換えにはなかなか意識が及ばないでしょう

③事故の危険

遊びにヒートアップして、何かの拍子に水槽をひっくり返したりすると大変危険です

水槽がひっくり返ったり割れたりすると、

  • 床やカーペットが濡れる
  • ガラスの破片が飛び散る
  • 漏電、火災の危険
  • 観賞魚の尊い命が失われる

辺り一面が水浸しになるだけならいいですが、水槽セットは電源も使用するので、漏電・火災の危険もゼロではありません

床を痛めてしまうこともあるので、賃貸の場合は戻ってくる敷金が減る可能性も

そして、尊い命が犠牲になります

子供にとって、なんとも言えない思い出になってしまいます

④水槽セット以外にもお金がかかる

「飼育に必要なものが全て入った」オールインワン水槽を買ったとしても、レイアウトは含まれないので、次のものは買い足す必要があります

  • 低床(砂利や砂)
  • オブジェ
  • エサ
  • カルキ抜き
  • バケツ
  • 水換えポンプ

プラス4〜5,000円程度かかりそうです

他のデメリットと合わせて考えると、コスパは良くないかもしれません

⑤知育としてはいまいち

子供は好奇心をくすぐられ、色々なものに興味を持ち、ひとしきり遊んだら飽きてしまいます

雑学

子供は何かの遊びに「飽きた」と感じた時は、その遊びから得られる技能を習得した時だそうです。色々なものに興味を持ち、飽きていくのは、生きていくための技能を習得する上で大切なプロセスなのです。

例えば、輪投げという遊びに夢中になることで、獲物に対して的確にものを投げるという技術を体に覚え込ませています。それが十分に習得できると、飽きて他のことに興味が移っていきます

観賞することの楽しさは、子供にはまだわからないかもしれません。どちらかというと、手で魚を捕まえたいという欲求に駆られると思います

ちなみに指で魚に触ると、魚は人間の体温で火傷をしてしまいます

大切にしていたペットの死を経験させる意味での観賞魚

観賞魚が死ぬという出来事で、生き物は死ぬということを知ってもらう

これもあまり効果的とは言えません

面白いアニメを一本見たら忘れるレベルでしょう

  • 犬や猫のように触れ合いながら一緒に遊んだ経験
  • カブトムシを幼虫から成虫まで育てた

というような、手をかけて育てたという経験が観賞魚ではあまりできないからです

むしろ、1匹1匹の命を軽んじて考えてしまう恐れもあります

それでもやりたいならベタがオススメ

そもそも小さい容器で飼育されることが多いベタなら、こういった水槽でも飼育ができます

ベタは、

  • 水質悪化にも比較的強い
  • 酸素が薄くてもある程度平気
  • 人間に慣れる
  • 鑑賞性が高い
  • 1匹のペットとして接することができる
  • フィンスプレッドなど、面白い行動を観察できる
  • 子供でも美しいと感じてもらいやすい

という熱帯魚で、存在感があり子供も興味を持ちやすいと思います

水換えは毎日やるのがベストですが、スポイトで何回か水換えを行えば維持は可能です

ただし気をつけて欲しいのは強い水流が苦手ということと、長いヒレがフィルターの吸水口に張り付くことがあるので、そういった危険がない水槽を選ぶということです

まとめ

親御さんの想いを挫く記事になってしまいました(笑)

子供にプレゼントとしてアクアリウムを与えるのはオススメしない理由は、

  • 魚が死ぬから
  • 世話するのは親になるから
  • 事故の危険
  • 水槽セット以外にもお金がかかる
  • 知育としてはいまいち

しっかり管理すれば維持は可能ですが、はたして子供はどう感じるかは疑問です

もちろん、お子様によっては「魚をじーっと見つめて何か考える」ことで何か知育に役立つ場合もあります。強い興味を示すお子様もいらっしゃると思います

一概に言えませんが、デメリットやリスクがそれなりにあります、ということをお伝えしました!

ちゃんとアクアリウムを始めたいという人は、以下の記事がオススメです

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