水槽にどんな魚を入れようか?ネオンテトラってどうなんだろう・・・生き物は飼い始めたら最期まで飼いたいから、後悔しないように選びたい
参考になるかわかりませんが、ネオンテトラについて偏見たっぷりに解説していきます!
【偏見】熱帯魚図鑑|ネオンテトラ
学名 | Paracheirodon innesi |
分布 | ペルー ― アマゾン川 |
最大体長 | 4cm |
温度 | 20~28度 |
水質 | 弱酸性~中性 |
繁殖 | 飼育下では難しい |
アマゾン川上流域原産のカラシンです。古くから入門魚として愛される熱帯魚を代表するポピュラーな種です。東南アジアで大量にブリードされ、美しい、安い、丈夫と三拍子そろった、まさに入門魚といえます。体側に入る鮮やかなブルーと赤は水草水槽に良く映え、群泳させたときの美しさは熱帯魚の中でもトップクラスといえるでしょう。飼育は容易で性質も温和で混泳にも適した種です。
引用元:チャーム販売ページ
ネオンテトラはアクアリウムをしない人でも名前は知っているのではないでしょうか?
それくらい有名なお魚
アクアリウム初心者向けに「入門魚」としてよく紹介されます
というか、ほぼ100%おすすめされていますね
確かに「入門魚」としてはおすすめです
その理由に
- 丈夫で飼いやすい
- 温和な性格
- 体色がキレイ
- 価格が安い
といったことが挙げられます
どれもその通りで、よほど劣悪な環境でないかぎり星になることもないし、他の魚とも仲良く暮らしていけます
エサもよく食べる
そして、しっかりキレイ!
赤と青の配色は水草をバックにするととても美しく映えます
価格も安いので、群泳させられる数を揃えられます
今でこそ1匹100円とかですが、日本に紹介された時は1匹1万円という時もありました
地味めな淡水魚と比較して、ビビットなネオンカラーの体色はそれだけインパクトがありました
いいことずくめに聞こえますが、それは入門魚としての観点から
実際に長く飼育していると、欠点というか、イマイチな点も出てきます
大きくなるとデブる
最大サイズまで成長するとデブっちょになります
縦に大きくなり、丸っぽさが出てきます
とくにお腹のシルバーの部分が大きく目立つようになります
抱卵したメスはさらに、です
水草をバックにした緑・赤・青のコントラストを、シルバーが中和してしまいます
おでこあたりのウロコの存在感が増して貫禄が出るのですが、
色が赤と青なので、シブさが出てきません
ここらへんはコイ科の中間的な色の方が圧倒的にシブいですね
ザ・熱帯魚水槽になってしまう
有名になり過ぎているため、既視感が強くなってしまいます
病院や歯医者の待合室にあるような、「ザ・熱帯魚水槽」感が出やすいです
アクアリウムショップに並ぶ商品のパッケージには、ネオンテトラが泳ぐ水槽の写真が多いです
とくにネオンテトラ+ラスボラ・ヘテロモルファの組み合わせが多いかなと
この組み合わせは、原色の赤・青と中間色の淡いオレンジ・紺という、ちぐはぐな配色なので統一感が出ません
あえてネオンテトラをチョイスするのなら良いですが、有名すぎるという特徴も考慮しておきましょう
群泳はすぐにしなくなる
群泳はあまりしてくれません
そもそも群泳は、外敵から襲われたさいに犠牲を少なくするために行います
環境に慣れると群泳はせず、みんなバラバラに泳ぎます
ペットショップのネオンテトラが売られている水槽を見てもわかりますね
童話の「スイミー」や、カツオのように泳ぐことはほとんどありません
群泳を見たくてネオンテトラをたくさん買っても、「思ったように泳いでくれない」ということになります
とはいえ、たくさんのネオンテトラが泳ぐ水槽はキレイです
それこそ本当に敵となるような大きな魚を入れたら群泳するかもしれませんが
それでも愛されている熱帯魚
自分が小さいころを思い出してみると、アクアリウムに興味を持つきっかけとなったのは他でもないネオンテトラだったように思います
初めて熱帯魚というものを私たちに教えてくれた、そんな存在です
それまで飼う魚といえば金魚とメダカしか知らなかった私たちに、「熱帯魚飼いたい!」と思わせたネオンテトラ
憧れもあったと思います
そういった気持ちは忘れずにいたいですね
まとめ
全く罪のないネオンテトラをさまざまにディスってしまいました
「鑑賞」の観点からお話ししました
水槽全体に対して、形・色・動きを持った要素の集合として評価しています
普通にネオンテトラは、可愛らしいです
私はずっと飼っていても飽きないでしょう
ペットショップにいるネオンテトラは小〜中サイズが多いので、最大サイズはあまり見ることはありません
なので、飼いこんでいるうちに「なんか違うかも」とならないようにしっかり判断していただけたらと思います
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