こんにちは。今は小型水槽だけを楽しんでいるラッシュです
小型水槽は魅力的ですよね!
小型水槽はコストをおさえて始められ、置き場所も選びません
サイズによっては水槽台もいらないので、私は玄関先に置いて「おもてなし」に使ったりしています
インテリアにマッチしやすいのも、小型水槽の魅力ではないでしょうか?
60cm以上の水槽もたしかに迫力がありますが、お部屋の一角が「水槽のためのスペース」になってしまうので少々取り入れにくいところも・・・
オシャレさ、圧迫感の無さから私は小型水槽を推しています
一方、小型水槽はメンテナンスが大変と言われます
いちばん言われているであろう、
水の量が少ないため水質が急変しやすいよ
たしかにそうなんですが、「だから何?」というレベルであまり気になりません笑
多分、魚の入れすぎが原因です
実際に20cmキューブ水槽では、週に1回の水換えで問題なく維持できています
むしろ、小型であることそのもののデメリットの方がネックになります
この記事でそんな小型水槽のデメリットを打ち消して、できるだけ維持をかんたんにするポイントをお話しします
鑑賞したいものを絞る
なんとなく水槽を作るのではなく、「この水槽では◯◯をする」と決めて制作するとモチベーションが上がります
たとえば、
- 好きな魚種がいて、じっくり鑑賞する
- 緑の絨毯を作る
- レアな水草を愛でる
- 形の良い石や流木を眺める
- 家に遊びに来た友人のおもてなし
といった鑑賞の目的を明確にします
小型水槽ひとつにつき、見せ場は1個+お魚という感じです
逆に要素を増やしすぎてしまうとバランスを取るのが難しくなり、そちらに意識を取られて鑑賞に没頭しにくくなります
小型になるほどキャパが狭くなるので、レイアウトの引き算が大切です
コンセプトを絞り、そのために最適で最小な構成にすると上手くいきやすくなります
トリミングの頻度を減らす
トリミングに追われると辛くなります
小型水槽は水槽の高さもあまり無いので、ロタラやハイグロフィラ等の成長が早い有茎草はすぐに頂芽が水面に達します
そうなるとトリミングをするのですが、これはそれなりに楽ではない作業
始めのうちは水草の成長が嬉しくてトリミングも楽しいですが、毎週となるとけっこう大変です
そして、トリミングは無限にできるわけではありません
初期に植えた茎の根元の方は、じょじょに弱っていきます
なので、成長の早い水草は避けたほうが無難です
旬のピークが長続きするレイアウトがオススメです
有茎草でもパールグラスは葉が細かいのでキレイです。成長は早いですが・・・
バコパも成長が遅めなので小型水槽に向いているかと思います
アヌビアス・ナナのプチなどは成長が遅く、見た目がほとんど変わらないので小型水槽にも使いやすいです
どんなアクアリウム体験をしたいか
あなたがその水槽の前に来ると、どんな体験ができるのかをクリエイトします
- ベタとお話しができる
- レアな水草の所有欲に浸れる
- 立派な石を愛でることができる
といったように、あなたのアクアリウム体験を考えます
先ほどの「目的を絞る」と似ていますが、要は自己満足度の部分です
アクアリウムでやってみたかったことを一つ叶えましょう
小型水槽はリセットもそれほど労力がかからず、言い方は悪いですが、「飽きたら別のを作り直す」ことが可能です
人間には、対象物から得られるものが無くなる→飽きる、という心理が働きます
大型水槽でレイアウトに飽きた時に、作り直すことが大変だとつまらない気持ちで鑑賞を続けるか、もう一つ水槽を増やすことになります
それこそ、メンテナンスが苦痛ですね
小型水槽は、飽きたらリセットできる。もちろん、自然や生命への敬意は忘れずに!
小型ということは大きなメリットです
メンテナンスをしやすくする工夫
日々のメンテナンスをラクにする工夫をいくつか殴り書きします
- エアーストーンを繋いだチューブを使って水換えをする
- レイアウト素材をガラス面から離して、コケ掃除をしやすく
- ろ過フィルターで水量を増やす
- 生き物を少なくすれば水質の急変は起こりにくい
- 化学ろ過を最大限に活かす
①エアーストーンを繋いだチューブを使って水換えをする
水換えホースを使って水換えをするさい、ホースから逆流する水流で低床が舞ってしまうことがあります
そこでエアレーション用のエアーポンプからチューブを外し、口で水を吸ってサイフォンの原理で水換えを行います
エアーポンプを水槽の上から3分の1の高さに固定すれば、さらに簡単です
排水中に目を離せるので、メンテナンスのストレスをかなり軽減できます
②レイアウト素材をガラス面から離して、コケ掃除をしやすく
スクレーパーを使ってガラス面についたコケ掃除をしやすくするために、流木や石をガラス面から離して設置します
枝が触れるくらいガラス面に近いとそこだけコケが目立ち、モチベーションが下がってしまいます
枝が長い場合は折ってしまうのもあり
同じ理由で、キスゴムもできるだけ使わない方がメンテナンスがラクになります
引っ掛けるタイプの水温計や給排水パイプもオススメです
③ろ過フィルターで水量を増やす
量を少しでも確保するために、濾過槽容量の大きいフィルターを選びましょう
小型水槽に合いそうな「スリムタイプの外掛けフィルター」よりも、外部式フィルターがオススメです
総水量を増やせてろ過性能も高いので水質維持がいくらか楽になります
水の勢いが強い場合はプレフィルターを追加して勢いを弱めることもできます
④生き物を少なくすれば水質の急変は起こりにくい
そもそも生き物が少なければ、水質の急変は起こりにくくなります
ネオンテトラサイズで、5〜6匹くらいです(30cmスリム水槽)
コケも発生しにくくなるので、ヤマトヌマエビをたくさん入れる必要もありません
⑤化学ろ過を最大限に活かす
水量が少ないということは、化学ろ過をじゅうぶんに活かすことができます
とくにセット初期は活性炭の力を借りて、水の浄化に役立てましょう
ランニングコストは若干上がってしまいますが、水量が少ない小型水槽だからこそ有効なろ過の方法です
まとめ:小型水槽は自己満足重視で!
小型水槽の楽しみ方、モチベーションアップについてお話ししました
鑑賞したいものを絞る→要素を少なくする
トリミングの頻度を減らす→手間を減らす、モチベーションが下がる要因を減らす
どんなアクアリウム体験をしたいか→自己満足度を高める
といったことで、小型水槽維持のモチベーションを高めます
余計なものに意識を持っていかれたり、不要なメンテナンスを抑えてストレスを無くすということですね!
小型水槽は自己満に貪欲になれます
ぜひ、あなたがやってみたかったアクアリウム体験を小型水槽で実現してみてください
コメント