【偏見】熱帯魚図鑑|カージナルテトラ

熱帯魚図鑑
アクアリウマー
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カージナルテトラとネオンテトラは似ているけど、その違いは?

飼育するならどっちがおすすめ?

こんにちは!カージナルにしとけおじさんのラッシュです

私はカージナルテトラをおすすめします!

その理由を含めて、今回も偏見でカージナルテトラを解説していきます

カージナルテトラについて

ネオンテトラは誰でも知っているけど、カージナルテトラはそこまで有名じゃない・・・

でもアクアリウムを少しでもやったことがある人は知っている

ちょっと「通」な感じがしますねw


学名Paracheirodon axelrodi
分布ブラジル ― ネグロ川
コロンビア ― オリノコ川
最大体長5cm
温度20~28度
水質弱酸性~中性
繁殖飼育下では難しい

ブラジルのネグロ川、コロンビアのオリノコ川原産のカラシンです。南米産のカラシンを代表する最もポピュラーな種で、ネオン・テトラ同様に熱帯魚の代名詞的存在です。同属のネオン・テトラに似ていますが、腹部の赤のラインが頭まで入り、より派手な色彩を持ち、成魚では本種の方がやや大きくなります。弱酸性の水でじっくり飼育することで体色の赤味はさらに増し、水草水槽内で群泳させたときの美しさは誰もが魅了させられるものです。いくつかのタイプも知られ、青いラインの短いショートラインタイプやプラチナ個体、アルビノ個体も見られます。飼育はネオン・テトラに比べややデリケートですが、一旦落ち着けば丈夫な種です。性質は温和で混泳にも適した種です。ブラック・ネオンやラミーノーズ・テトラなどの小型カラシンやコリドラスなどは特に相性が良いです。

引用元:チャーム販売ページ

ネオンテトラとよく似ているカージナルテトラ

比較してみましょう!

 ネオンテトラカージナルテトラ
赤いライン尾ヒレからお腹まで尾ヒレから目元まで
色味暖色寄り寒色寄り
フォルム丸みがあるシュッとしている
泳ぎ遅い、頑張って泳いでる感ちょっと早い

あとはほとんど同じで、飼いやすいです

じっくり飼育していくとその違いがはっきりしてきます

とくに歴然なのがフォルムです

ネオンテトラは大きくなると丸みが出てくるのに対して、カージナルテトラはシュッとした体型をキープします

また、ネオンテトラ特有のお腹の膨らみもカージナルテトラは出てきません

ネオンテトラのお腹、つまり無彩色の部分が大きくなると、赤と青のコントラストが中和されてしまうんですよね

さらには水草の緑とシルバーも合いません

カージナルテトラはシルバー部分がないので、スタイリッシュさが段違いです

水槽全体も引き締まった感じになります

赤いラインの色もネオンテトラより寒色寄りで、深みがある赤色をしています

じっくり飼育していくとさらに美しくなります

不適切なたとえかもしれませんが、「鮮血のような赤」といった印象を受けます

ネオンテトラはどこか子供っぽさを感じる・・・カージナルは従兄弟のお兄さんって感じですかねw

デメリットが見当たらない

カージナルテトラはどんな水景にも合います

  • 淡い緑の水草と・・・くっきりとカージナルテトラの色とフォルムが際立ちます
  • 石と化粧砂・・・彩度がよりいっそう引き立ちます
  • 陰性水草など濃いグリーンの水草・・・赤はより深みを増し、メタリックブルーが存在感を発揮します

・・・といった具合に

はっきりした赤・青ってだけで、水槽を映えさせます

考えてみれば、マリオ、ルフィ、ドラえもん、戦隊モノのリーダー、キャプテン・アメリカなど、

赤もしくは青は主人公カラーです

またネオンテトラを引き合いに出してしまいますが、水草とシルバーってあまり合いません・・・

基本的に色の要素は少ないほうが、レイアウトの表現に強さが出ます

表現のうえでは余分なものは無い方が良いです

また、動きもネオンテトラより若干スピード感があります

水景を生きたアートとして見たとき、たくさんの素早く動く色が観る人を魅了します

派手なために混泳する魚選びがむずかしい

デメリットが見当たりませんが、強いて言うなら派手ってことですかね

なかなかここまでハッキリとした色の魚はいないので、混泳させる魚がどうしてもインパクトで負けてしまいます

逆に言えば、主役級ということです

合わせるとしたら、

  • 赤と青を含まない、無彩色な魚
  • サイズが違う魚
  • 同じく主役級の魚

が良いかと思います。おすすめは、

  • ブラックファントムテトラ
  • エンゼルフィッシュ
  • インパイクティスケリー

あたりでしょうか

混泳|ブラックファントムテトラ


ブラックファントムテトラは、色・フォルムともにカージナルテトラと対照的なので引き立てあう組み合わせです

混泳|エンゼルフィッシュ


エンゼルフィッシュはサイズが違うこと、無彩色なので鑑賞的には良さそうな組み合わせです

大きい魚を前にしてカージナルテトラが警戒心を持つことで、群泳してくれるかも知れません

ただ、エンゼルフィッシュに小さい個体が食べられないように注意してください

混泳|インパイクティスケリー


インパイクティスケリーも主役級の熱帯魚です

紫がかった寒色系の色なので、色彩的にカージナルテトラとマッチします

赤と青を混ぜたような色であることも面白いです


逆に色的に混泳向きでないのは

  • ネオンテトラ
  • ラスボラ・ヘテロモルファ
  • チェリーバルブ

かな、と思います

混泳×|ネオンテトラ


ネオンテトラが淡く見えてしまってかわいそうです

きっと本人たちは仲良くしてくれますが

似たような色なのでどちらも引き立ちませんね

混泳×|ラスボラ・ヘテロモルファ


ラスボラ・ヘテロモルファは淡いオレンジ〜ピンクと、ネイビーのバチ状模様が特徴

ヘテロは中間系・暖色寄り、カージナルは原色・寒色なので、色的にケンカしてしまいます

飼育は問題ないですが、色の組み合わせとしては最悪です・・・

混泳×|チェリーバルブ

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チェリーバルブも真っ赤なお魚です

ですが、コイ科特有の中間系でやや暖色寄りの赤です

カージナルテトラの持っている赤とは若干違う赤ですね

なのでこれらが同じ空間にいると、お互いがお互いの良さを抑えてしまいます

フェラーリ・レッドとマツダ・レッドが並んだような状態です

まとめ

カージナルテトラは、

  • 成長してもフォルムがキレイ
  • 銀色部分が無くてコントラストが効いている
  • じっくり飼育することでさらに深味が増す
  • どんな水景にも合う
  • 主役級
  • 温和
  • 安い

といったように、欠点が見当たらない魚です

逆に私が気づいていない欠点があったら教えて欲しいです

本当に、見ていて飽きないんですよね

一方で、欠点がないのが欠点とばかりに、混泳させる魚選びは悩みます

今回の記事では混泳にオススメの魚を紹介しましたが、あくまで偏見まじりの意見なので、

あなただけの水槽、あなたの感性で自由にお魚を泳がせてみてください!

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