こんにちは、ラッシュです。
今回はラスボラ・ヘテロモルファについてお話しします。
ラスボラ・ヘテロモルファは、初心者向けの熱帯魚としてたびたび紹介されますね。
私個人的にもおすすめします。単に飼いやすいからではなく、熱帯魚を飼う醍醐味でもある、色揚げの美しさを観察できるからです。
色揚げとは、じっくり飼うことでびっくりするほど魚が美しくなることです。
もしもあなたが色揚げを見たことがないのでしたら、ラスボラ・ヘテロモルファをじっくり飼ってみてください。感動しますよ!
今やスマホの写真は、簡単に加工ができていくらでも色鮮やかにできる時代。
そんな中、自然が生み出す色の鮮やかさをご自宅の水槽で観察してみませんか?
ラスボラ・ヘテロモルファについて
学名 | Trigonostigma heteromorpha |
分布 | タイ南部、マレーシア、インドネシア ― スマトラ島 |
最大体長 | 約4cm |
温度 | 22〜28℃ |
水質 | 弱酸性~中性 |
繁殖 | 難しい |
ラスボラはポピュラーなコイ科の小型魚。初心者向けによく紹介され、手に入りやすい種です。
丈夫で穏和な性格で混泳にも向いています。
そんなラスボラ・ヘテロモルファですが、特におすすめなポイントは、色が上がった時の美しさ。
ぜひご自身の目で確かめてほしいと思います。
どんな熱帯魚でもじっくり飼っていれば発色が良くなってくるのですが、このラスボラ・ヘテロモルファは格別に美しくなります。
うすい肌色のようなオレンジ→ピンクオレンジに変化します!桃とオレンジを足したような果汁たっぷりな色です。
多くの魚は色が濃くなるだけという変化なのに対して、ラスボラ・ヘテロモルファはピンク味が乗っかってきます。
バチの部分はどうだったかな・・・?ピンクオレンジに目を取られて覚えていません。
それくらい、ピンク味の発色がキレイなんです。
これを目の当たりにして、熱帯魚にハマる人も多いのではないでしょうか?私もその一人でした。
繰り返しますが、ラスボラ・ヘテロモルファの色揚げは必見です。
すがたかたち
ラスボラ・ヘテロモルファはコイ科らしい、シャープさがあります。ラスボラ・エスペイよりは体高がありますが、それでもシャープな印象。
体の造形が三角形で構成されているからでしょうか。
見るからに早そうな尾ひれ。そして実際に速いです。
ですが性格が穏やかなのですばしっこいという印象は受けません。ゆったりと鑑賞させてくれます。
また、平面部分が広く、よく光を反射します。
エスペイについてはこちら↓
バチ状模様
ラスボラ・ヘテロモルファやラスボラ・エスペイに見られる特徴的なバチ状模様。
エスペイよりも、より「バチっぽい」。
多種多様な熱帯魚を見ていると、どうしてこんなデザインになったの?という魚がいっぱいいます。
ラスボラも然り。
ただ数100匹とかで群泳したときの見え方が、敵の目を欺くモザイク模様みたいなビジュアルになるのかもしれません。
エンゼルフィッシュが群泳すると体の縦縞が流木に見えるように。
本当のところは多分ラスボラ自身もわかりませんが、バチ状模様の彼らは自然界で生き延びてこられました。
チャームの販売ページの写真は群泳していて、バチ状模様の効果が垣間見える気がします。
じっくり飼っていたら、その効果がわかるかも。
なので、できるだけ単体で飼育が本来の魅力を発揮できます。
繁殖について
アマゾンソードやミクロソリウムのような硬めの水草の葉裏に粘着卵を産むタイプであることが知られていますが、飼育下の繁殖例はとても少ないそうです。
そもそも、産んだ卵を見つけるのが難しいようで、よーく目を凝らせば卵を見つけられるとも言われています。
チャレンジしてみるのも面白いかもしれませんね。ヘテロの稚魚見てみたいなぁ。(≧∀≦)
まとめ
ラスボラ・ヘテロモルファは、色が上がると引き込まれるような美しさを放つ。
熱帯魚飼育の醍醐味でもある色揚げが楽しめて、以降、アクアリウムにどハマりする可能性が大です。
よってハマりたくない人にはオススメしません。笑
ラスボラ・ヘテロモルファは速そうだし実際速い。だけど速く泳ぐ事はあまりなく、ゆったりと鑑賞できます。
ラスボラ・ヘテロモルファはエスペイよりも、バチ状模様がバチ。
繁殖は難しい。
私はラスボラ・ヘテロモルファによってアクアリウムの沼に引きずり込まれたといっても過言ではありません。
それくらい色揚げを見たときは衝撃的でした。まだ見たことない人はぜひ!
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