ハムスターのケージは大きいほうがいいの?メリットや選び方のポイントを解説

ハムスター

ハムスターは、本来は広い範囲を動き回る動物です。そのためケージは、ハムスターが快適に過ごせるように、また、ゆったりと飼育ができるように広いサイズのものを選ぶことが大切です。

この記事では、ハムスターのケージを大きいサイズにするメリットや、選び方のポイントなどを解説します。

ハムスターのケージを大きいサイズにするメリット

ハムスターのケージを大きいサイズにするメリットは、以下のとおりです。

  • 飼育グッズを無理なく配置できる
  • ストレスを軽減することができる
  • 大きな巣箱を設置できる

それぞれ見ていきましょう。

飼育グッズを無理なく配置できる

ハムスターの飼育では、回し車や巣箱、トイレなど、多くのものを配置します。そのため、大きいケージのほうがこれらを無理なく配置できるうえ、商品選びの選択肢も広がります。ハムスターの性格に合わせたレイアウトも可能です。

大きいケージを選ぶことで、さまざまなケースに応じた飼育ができる、ということですね。

ストレスを軽減することができる

ハムスターは一日でかなりの距離を移動します。そのため、ケージが広いほうがより本来の生態に近い活動ができ、ストレスの軽減に役立ちます。

走るには回し車が役立ちますが、平地を走るという自然な行動は、ある程度広さのあるケージが必要です。

大きな巣箱を設置できる

ハムスターは本来、地下に穴を掘っていくつもの部屋を作って暮らしています。そのため、巣箱は複数の部屋があるものがおすすめです。

ケージが大きいと、こういった大きな巣箱や、DIYした巣箱を設置できます。大きい巣箱は防寒対策にもなるので、それらを設置できる大きなケージが便利です。

ハムスターのケージの選び方

ハムスターのケージを選ぶ際には、以下のポイントを押さえましょう。

  • 器具の設置のしやすさ
  • 金網はNG
  • 高さ
  • 掃除のしやすさ
  • 階層

それぞれ見ていきましょう

器具の設置のしやすさ

ハムスターの飼育には様々な器具を使用します。それらが無理なく設置できるケージを選びましょう。

例えば水飲み器は、ケージの中に設置するのか、外に設置するのかで適合するケージが変わります。器具のメンテナンス性も考えてケージを選びましょう。

金網はNG

外周が金網のケージは通気性が良いというメリットがありますが、怪我のリスクを考えるとおすすめできません。

金網をハムスターが登ってしまい、高所から落ちて骨折する原因となります。

ハムスターが金網で雲梯(うんてい)をする動画を見たことがありますか?一見コミカルで可愛いですが、あれはストレスでおかしくなった時にする行動です!

また、金網を噛む時の音がそれなりに大きく、夜中続くとあなたの睡眠の妨げになることも。

高さ

ハムスターは本来、地面を這うように行動するため、高さは必要ではありません。

ですが、運動不足解消のために回し車を設置します。回し車はハムスターの体長に合わせた(ゴールデン用、ジャンガリアン用など)ものを選び、それが設置できる高さのケージを選びましょう。

設置する予定の回し車の高さは、ケージを買う前に必ず確認しましょう。

掃除のしやすさ

ハムスターを飼育する上で、掃除は欠かせません。

モチベーション維持のためにも、私たち人間にとって掃除がしやすいケージを選びたいところです。

小さいケージだと掃除の際、ハムスターに必要以上のストレスを与えてしまうことがあります。

階層

ケージによっては2階建てなど、階層があるケージがあります。設置スペースに対して広い飼育スペースを得られるメリットがありますが、高低差ができる箇所があるものは注意が必要です。ハムスターが落下して怪我をする危険があります。

ハムスターの手はとても器用に餌を持ちますね。しかし、逆さまに落ちた際の着地の衝撃を抑えるには少し華奢すぎます。猫のような動きはできません。つまり、あまり高低差を移動する動物ではないのです。

2階建てのケージを選ぶ際は、落差がない工夫がされたケージを選びましょう。

おすすめのハムスターのケージ

安全性を第一に、飼育やメンテナンスのしやすさからおすすめのケージをご紹介します。

  • SANKO ルーミィ
  • GEX グラスハーモニーマルチ600
  • GEX グラスハーモニーマルチ300
  • 衣装ケース

それぞれ見ていきましょう。

SANKO ルーミィ

じゅうぶんな広さがあり、器具の設置も余裕。ハムスターがよじ登りにくいドーム形状。下段のトレイの深さが程よく、ハムスターが隠れられたり、フンなどが目につきにくい。広いお部屋に設置予定なら、おすすめのケージです!

GEX グラスハーモニーマルチ600

ガラス製のおしゃれなケージ。開口部が広くメンテナンスのしやすさも保ちながら、インテリア性も高い。ハムスターのこともしっかり考えられているので好印象のケージ。ゆったり飼育したいので、ジャンガリアンを買う場合でも600サイズがおすすめです。

GEX グラスハーモニーマルチ300

グラスハーモニーシリーズのキューブタイプ!どうしてもケージを置くスペースが限られているという人におすすめです。奥行きと高さがあるので、回し車も設置可能。

キューブタイプを使う際のコツとして、前後左右から鑑賞することを意識すると良いですよ!

衣装ケース

ハムスターを飼育するからといって、ハムスター専用を買う必要はありません。このような衣装ケースで飼育する愛好家もたくさんいらっしゃいます。衣装ケースのメリットは、

  • ちょうど良いサイズが見つかりやすい
  • 値段が安い
  • 家で余っているものが使えたりする

大きいケージは5,000円以上しますが、衣装ケースならリサイクルショップなどで数百円で手に入ります。DIYして、飼育しやすくカスタマイズするのも良いですね!

参考までに。どんなメーカーでもサイズが合えばOK

小さいケージだとどのようなときに困るか?

それでも小さいケージが良い!という人向けに、小さいケージだと具体的に何が困るのか解説します。

  • 飼育に必要な器具が置けない!?
  • あまり見栄えしない・・・
  • メンテナンスが大変
  • ケージ全体を巣と見なしてしまう

それぞれ見ていきましょう。

飼育に必要な器具が置けない!?

トイレ、回し車、巣箱、エサ皿、水飲み器。これらは意外と場所を取ります。小さいケージでは、すべて置けないことがあります。

あまり見栄えしない・・・

小さいケージはかわいいですね。学習机の上にも置けます。ですが、いざ飼育グッズを設置すると窮屈すぎて見栄えしないことがあります。

メンテナンスが大変

グッズを掃除したり、飲み水やトイレ砂を交換するときに手を入れますが、小さいケージだと手を入れにくくなることがあります。また、それが原因で飼育のモチベーションが下がり、掃除がめんどうになることも。

ケージ全体を巣と見なしてしまう

ケージが極端に狭いと、ケージ全体を自分の巣と認識してしまうことがあります。そうなると、少し手を入れただけで威嚇されたりと、なかなか信頼関係を築けません。

まとめ

ハムスターのケージは大きいサイズが良いです。その理由は、

  • 飼育グッズを無理なく配置できる
  • ハムスターのストレス低減になる
  • 大きな巣箱を設置できる

といったことでした。大きいケージであることは飼育スタイルの自由度が高くなります。そのため、より健康的に飼育できることにつながります。

ケージを選ぶ際のポイントは、

  • 器具の設置はしやすいか?
  • 怪我をしそうな高低差はないか?
  • グッズやケージの掃除はしやすいか?

といったことが重要になります。それらを踏まえると、以下のタイプがベストではないでしょうか?

このタイプなら間違いなし!

金網や2階建てのケージは怪我のリスクがあるのでおすすめしません。

小さいケージで飼育する場合は、

  • 飼育に必要なものが置けるか
  • メンテナンスがじゅうぶんにできるか

といったことに注意しましょう。ハムスター目線で考えると、ストレスの溜まりやすい環境であることは覚えておきましょう。仲良くなるのに時間がかかってしまうこともあります。

スペース的に大きいケージが置けない時は、奥行きのあるキューブタイプのケージもおすすめです。または、視点を変えて、ハムスターが健康に暮らせる環境をDIYするのもありです。

満足のいくケージ選びができたらシェアしてね!お読みいただきありがとうございました!

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