水草水槽にどれくらいの生体を飼うことができるの?水草水槽に適した魚やエビの生体数や種類を教えて!
こんにちは、ラッシュです。
美しい水草水槽は、見ているだけで心が安らぎます。でも、水質管理って難しいですよね。生体数を増やしすぎると、水質が悪くなってしまうこともあります。逆に生体数を減らしすぎても、水槽内の生態系が崩れてしまうこともあるんです。
バランスがとても大切なんですね。
飼育するお魚の適正数は、生体のサイズや水槽の水の量で決めると良いでしょう。
本記事では水草水槽に適した生体数の目安や、気をつけるべき点についてお話ししています。
水草水槽に適した生体数の目安とは?
水草水槽に飼うことができる生体数の目安について解説します。
ネオンテトラサイズなら、水1Lに1匹
一般的な水草水槽では、ネオンテトラサイズの観賞魚ならば水1リットルに対して1匹が目安です。
例えば、60cmレギュラー水槽の場合は、60cm×30cm×36cmで満水時は64.8L。水を8割の量を入れるとして51.8Lなので、だいたい52匹程度、といった具合です。
水槽規格 | 水槽寸法 | 水量 | 生体の適正数 |
---|---|---|---|
30cm | 30×18×24 | 10L | 10匹 |
30cmキューブ | 30×30×30 | 22L | 22匹 |
45cm | 45×30×30 | 32L | 32匹 |
60cm | 60×30×36 | 52L | 52匹 |
90cm | 90×45×45 | 146L | 146匹 |
ですがこれはあくまで基本の目安でして、魚の大きさや活動量に応じて臨機応変に変えていきましょう。
中型、大型魚の適正数の決め方
観賞魚は様々な大きさの魚がいます。適正数に悩んだら、ネオンテトラのだいたい何匹分か?と考えるのがおすすめです。
- チェリーバルブならネオンテトラ2匹分
- ハニードワーフグラミーなら5匹分
- エンゼルフィッシュなら10匹分
といった感じです。
トランスルーセント・グラスキャットとサイアミーズフライング・フォックスは、体長は同じくらいですが体の厚みや遊泳力はサイアミーズの方があり、より水を汚しそうですね。そのような場合は多めに見積もっておけば安心です。
私個人の感想ですが、口の大きい魚は排泄も多い傾向があるように思います。
水量が少ないほど生体も少なめに
水1Lに1匹を基本として考えますが、総水量が少ない場合は生体も少なめにすることをおすすめします。
総水量が少ないと水質が変化しやすく、トラブルになりやすいからです。
30cm以下の水槽では、生体の適正数のマイナス1〜2匹から飼育を始めます。コケの発生や水質を観察して、大丈夫なようならお魚を増やしましょう。
エビの適正数は?
コケのお掃除役として入れるヤマトヌマエビ・ミナミヌマエビは数にカウントしなくても大丈夫です。
なぜなら、人口餌を必要とせず有害物質の発生も少ないからです。人口餌を積極的に食べにいく個体もいますが(笑)。
ヤマトヌマエビの適正数については別記事にまとめましたので、よかったら参考にしてみてください。
水草水槽におすすめの生体の種類
水草水槽にお魚を入れる際は、以下のポイントを意識すると良いです。
- 温和な性格
- 草食性が弱い
- 色味
- 原産地
さくっと解説しますね。
温和な性格と草食性については、水槽の環境内の秩序を乱さないことを意識しています。草の新芽を食べたり、ソイルを掘り起こしてしまうような生体は、水草水槽の維持に手を焼くことになります(笑)。
色味は多すぎると全体的にごちゃついた印象になります。よくあるのがネオンテトラとラスボラの混泳。青・赤・オレンジ・紺と、これだけでまとまりのない組み合わせになってしまいます。もちろん、あえてカラフルにするのはアリです。
水草と観賞魚の原産地を同じにするのもシブいですね!なにより故郷の環境に合わせてあげることで魚にとって住みやすく、本来の美しさも発揮してくれるでしょう。
以下の記事にあげた生体は、草食性も弱く温和な種類が多いため、水草水槽とも相性バッチリです。
水草水槽に必要な水質管理とは?
魚の適正数を超えて飼育すると、フィルターによる浄化が追いつかず、水が汚れていってしまいます。
汚れの原因となるのは餌の食べ残しや魚の排泄物です。ですので、まずは適正数を気にしながら、水の汚れを最小限にしましょう。
定期的に水質検査キットなどを使って、有害物質の量をチェックすることをおすすめします。具体的には、アンモニア、硝酸塩、亜硝酸塩が適正なら生体と浄化のバランスが合っています。
水草の浄化能力も活かしたいところですね。水草にとって良い水質の目安は、弱酸性の軟水です。多くの水草はこの水質の時に健康に育ち、魚の落とした排泄物を栄養に変えて成長します。
まとめ|正しい管理で美しい水槽へ
いかがでしたか?軽くおさらいすると、
あとは、日々観察していることで適正数がわかってくるようになりますよ。
水草水槽は素敵な趣味ですが、ちょっとした注意も必要。ですが、ちゃんと管理することで美しい水草と健康な生体が楽しめますよ。それでは、素敵なアクアライフを!
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