メダカの飼育を始める際、屋内と屋外どちらで飼育するか迷われる方も多いのではないでしょうか。本記事では、
- 屋内飼育と屋外飼育の特徴
- それぞれのメリット・デメリット
について詳しく解説していきます。あなたの環境や目的に合った飼育方法を見つけるお手伝いをします。
屋内飼育の特徴
屋内飼育のメリット
屋内飼育には以下のようなメリットがあります。
- 温度管理の容易さ
- 外敵からの保護
- 観察のしやすさ
それぞれ見ていきましょう。
温度管理の容易さ
室内は外気温の影響を受けにくく、水温を安定させやすいです。冬場でもヒーターを用いることで、メダカにとって快適な水温を保つことができます。
外敵からの保護
鳥や、トンボの幼虫(ヤゴ)などの捕食者からメダカを守ることができます。
観察のしやすさ
水槽を室内に設置することで、メダカの行動をじっくりと観察できます。
屋内飼育のデメリット
一方で、屋内飼育には以下のようなデメリットがあります。
- 日光不足
- 設備コスト
- スペースの制約
それぞれ見ていきましょう。
日光不足
メダカは日光に当てて育てると、免疫力が高まったり、色揚げの効果があります。照明器具の光は、太陽光には及びません。
設備コスト
照明やヒーターなどの機器を揃えると、それなりに費用がかかります。
スペースの制約
室内の限られたスペースでの飼育となるため、大型の水槽の設置が難しい場合があります。
屋内飼育のデメリット対策
屋内飼育のデメリットへの対策を考えましょう。
- 日光不足は高光量の照明で補う
- シンプルな飼育スタイルで設備コストを抑える
- スペースを有効活用できる水槽を選ぶ
それぞれ見ていきましょう。
日光不足は高光量の照明で補う
近年のLED照明は水草の成長に適した波長の照明もあり、室内飼育でも水草育成が容易になりました。ただし、メダカの健康への恩恵は太陽光には及びません。
シンプルな飼育スタイルで設備コストを抑える
水草の浄化作用を生かしてフィルターを設置しない、室温が安定している部屋に水槽を置いて、ヒーターを設置しない、など。うまく環境を活用して、シンプルな設備にすることで費用を抑えることができます。
スペースを有効活用できる水槽を選ぶ
小型水槽や奥行きの少ないスリム水槽を選んで、限られたスペースを有効活用しましょう。
屋外飼育の特徴
屋外飼育のメリット
屋外飼育には以下のようなメリットがあります。
- 自然環境を活かせる
- 広い飼育スペース
- グリーンウォーターの活用
それぞれ見ていきましょう。
自然環境を活かせる
太陽光で育てることで、水草やメダカの飼育、色揚げに効果的です。
広い飼育スペース
庭やベランダを活用することで、大型の飼育容器を設置できます。
グリーンウォーターの活用
太陽光により植物性プランクトンの発生を促し、グリーンウォーターでの飼育が比較的容易に行えます。
屋外飼育のデメリット
一方で屋外飼育には以下のようなデメリットがあります。
- 天候の影響
- 外敵の存在
- 水質管理の難しさ
それぞれ見ていきましょう。
天候の影響
気温や天候の変化により、水質が変動しやすくなります。
外敵の存在
鳥や、トンボの幼虫(ヤゴ)などの捕食者からメダカを守る対策が必要です。
水質管理の難しさ
雨や落ち葉、排気ガスなどの影響により、水質が悪化することがあります。
屋外飼育のデメリット対策
屋外飼育のデメリットへの対策を考えましょう。
- すだれや屋根をつけて天候の影響を回避
- 網を張って外敵からメダカを守る
- 水質の変動を抑えるアイテム
それぞれ見ていきましょう。
すだれや屋根をつけて天候の影響を回避
すだれを使って高水温になり過ぎるのを防ぐことができます。また、雨などが入らないように屋根を設置するのもおすすめです。
網を張って外敵からメダカを守る
100均で手に入る網で蓋をして、鳥や猫からメダカを守りましょう。ヤゴは早期発見のために、低床を敷かないか、ヤゴを発見しやすい色のものにしましょう。
水質の変動を抑えるアイテム
牡蠣殻を入れると、雨で水質が酸性に傾いた時に、殻の成分が溶け出して中性付近に戻す働きがあります。
まとめ
屋内飼育と屋外飼育にはそれぞれメリット・デメリットがあります。飼育環境や目的に応じて、最適な飼育方法を選びましょう!
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