こんにちは、ラッシュです。
エーハイムのアクアコンパクト 2004を一年ほど使ってみたレビュー記事になります。
これから購入しようと思っている方の参考になれば幸いです。
また、2004と2005の違いや、比較的近いスペックのGEX メガパワー2045についても触れています。ぜひ最後までお読みください。
アクアコンパクト2004とは?

2011年8月ごろに発売された、エーハイムの小型水槽向きの外部フィルターです。
クラシックシリーズなど定番フィルターの雰囲気そのままに、ギュッとコンパクトにしたようなヤツです。
1Lものろ過槽を持ち、水流もパワフル。
水槽のすぐ横に設置でき、しっかりしたろ過システムをコンパクトに実現できます。
必要なものが全部パッケージされて、すぐに飼育環境をつくることができます。
(公式サイト:https://eheim.jp/filter_top/2004-html/)
グレーカラーの記念モデルも発売
2023年10月3日、創立70周年記念のグレーカラーモデル(2211・2004・2005)が追加発売されています。
濃いグリーンのイメージのエーハイムですが、グレーはなかなかスタイリッシュですね!
2025年3月に仕様変更
付属のろ材がサブストラットプロからサブストラットに変更されました。ろ材のみ廉価版へ変更ですが、ろ材としての性能はほぼ変わらないと言って良いでしょう。
アクアコンパクト2005について

アクアコンパクト2004の上位機種としてアクアコンパクト2005があります(公式サイト:https://eheim.jp/filter_top/2005-html/)。
2019年4月5日に日本で発売。
2004よりもろ過槽(※)の容量がアップしました。
また、活性炭フィルターパッドが付属するので、2004の【物理・生物ろ過】に【化学ろ過】が加わってさらに浄化作用が向上します。
本体サイズが変わったため、適合する水槽サイズも変わるので注意が必要です。
詳しくは記事内でお伝えします。
アクアコンパクト2004レビュー
ここからは、アクアコンパクト2004を一年使ってみたレビューを、公式サイトの説明に添ってお伝えします。
呼び水不要(※)で簡単スタート!
必要なものが全てセットになっていて、組み立てて設置したらコンセントを入れて循環開始!
アクアコンパクトは、外部フィルターに対して抱きがちな「設置や使い方が難しそう・・・」を解消しています。
呼び水とは、外部フィルターの運転を始める際に行うことです。
外部フィルターはサイフォンの原理を利用して水槽からフィルターに水を送り、ポンプで再びキレイになった水を水槽に戻します。
しかし設置した段階では水がフィルターに落ちてこないので、水が循環するきっかけを作る必要があり、これを呼び水と言います。
一般的なやりかたは、フィルターの出水パイプ側のホースを口に咥えて空気を吸い、水がフィルター本体へ落ちてきたらすぐにバルブを閉めます。
呼び水は慣れないと難しいので、呼び水不用のアクアコンパクトシリーズは初心者の方にも扱いやすいと思います。
横置き可能!でもメリットは・・・?

アクアコンパクトは水槽の横に置くことができますが、使用シーンは選ぶかもしれません。
基本的に水槽台の天板は、水槽のサイズぴったりに作られています。
横置きをするには、水槽よりひと回り大きい設置スペースが必要です。
丈夫で大きめのラックやカウンターに小型水槽とアクアコンパクトという設置方法が、アクアコンパクトのメリットを活かせるかと思います。
床に設置する場合は水槽との高低差が出るので、ホースを別途購入する必要があります。
1リットルのろ過槽でパワフルろ過
ろ過能力の高い、サブストラットを採用。大容量のフィルターケースで高いろ過能力を発揮します。
ろ材・パッドなど全てがセットに含まれており、 すぐにスタートできます。
公式サイトより:https://eheim.jp/filter_top/2004-html/
他に何も買い足す必要がなく、すぐにスタートできるのは嬉しいですね。
ろ過槽は1L(2005は1.5L)と小型水槽としては申し分ない濾過能力。
カートリッジ式ではないため、ろ材を自分好みにカスタマイズできるのもポイントです。
セット初期は化学ろ過も行い、水質が落ち着いたら生物ろ過重視にシフトするなど、環境に応じて調整できます。
大きなダイヤルで流量調節できる

フィルターケース上面に大きな流量調節ダイヤルがあり、簡単に流量の調節ができます。
小型水槽では水流が強すぎると(いわゆる洗濯機状態)、魚が休みなく泳いで体力を消耗してしまいます。
流量調整ダイヤルが付いているので、飼育する生体に合った水流に調整できます。
流量は仕様では以下の通りで、5分の1程度まで弱められます。
排水の自由度が高い

排水方法を選べるパーツが豊富。
パーツの組み合わせ次第でさまざまな水流デザインが可能です。
水流を分散するシャワーパイプも、エルボと組み合わせて向きを自由に設定できます。
ジェットノズルはワイドな水槽の水の循環や、強い流れを好む魚の飼育に便利。
ここでも流量調整が役立ちます。
設置について
アクアコンパクトシリーズは、設置方法がやや限定的で、しっかり確認しないと「取り付けられなかった」ということになりかねません。
2004と2005でも若干違うので、ここでチェックしておきましょう。
| 2004 | 2005 | |
| 【横置き】水槽の必要高さ | 25cm以上 | 29cm以上 |
| ガラス厚さ | 6mm以下 | 6mm以下 |
| 【下置き】水面〜フィルターケース下部の高低差 | 100cm以下 | 100cm以下 |
| フィルターケースのサイズ | 約φ128×(H)191mm | 約φ128×(H)241mm |
フレーム有りの水槽の場合、フレームの幅が6mmを超えると設置できないのでご注意ください。
水槽サイズと適合性
以下は一般的な水槽のサイズと適合性をまとめています。
| 名前 | サイズ(mm) | 2004 | 2005 |
| 30cmキューブ水槽 | W300×D300×H300 | ○ | ○ |
| 30cm水槽 | W300×D180×H240 | △ | × |
| 30cmスリムタイプ水槽 | W300×D200×H250 | ○ | × |
| 36cm水槽 | W360×D220×H260 | ○ | × |
| 45cmスリムタイプ水槽 | W450×D200×H220 | × | × |
| 45cm水槽 | W450×D270×H300 | ○ | ○ |
| 60cmスリムタイプ水槽 | W600×D200×H250 | ○ | × |
| 60cm水槽 | W600×D300×H360 | ○ | ○ |
※スリムタイプはジェックス製水槽のサイズに基づいています。
設置の留意点
水槽サイズごとに、設置した時の状況を考えてみます。
30cmキューブ水槽:フィルター含めると43cm、横か後ろにスペースが必要になる。
30cm水槽(奥行き18cm):30cmの水槽台にフィルターケースと一緒に置ける(8mmはみでる)。
高さが1cm足りないが、水槽の下に敷くマットでなんとかなる。
ジェックス規格の30cmスリムタイプ水槽:高さがジャストだけど、30cm四方の天板の上に置くと3cm弱はみでる。
36cm水槽:ちょうど良い。しかしながら36cmに適合する水槽台がそもそも少ないため、横置き設置には課題が多い。
45cm水槽:2004、2005共に設置可能だが、ろ過能力に余裕がない。
60cm水槽:設置可能だが、ろ過能力に不安。横置きスペースも確保しにくい。床置きするなら、外部フィルターの検討を。
GEX メガパワー2045について

ここで箸休めではないですが、近い性能を持つメガパワー2045について少し触れてみます。
(公式サイト:https://product.gex-fp.co.jp/fish/?m=ProductListDetail&cid=342&id=252)
メガパワー2045は2010年2月にGEXより発売された外部フィルターです。
アクアコンパクトよりも前なんですね。
チューブが長いことを除くとアクアコンパクト2004と近しい性能です。
流量は劣りますが、生物ろ過のろ材(メガバイオカーボン)が同梱されます。
その他の違いは以下の通りです。
| アクアコンパクト2004 | メガパワー2045 | |
| 本体サイズ | 約φ12.8×(H)19.1cm | 約幅11.5×奥行13.75×高さ20cm |
| ホース径(内径/外径) | 12/16mm | 8/12mm |
| ろ過槽容量 | 約1.0L | 約1.1L |
| 流量 | 1.0~5.0L/m(50Hz)、1.0~6.0L/m(60Hz) | 2.3L/m(50Hz)、2.8L/m(60Hz) |
| 消費電力 | 5W/4W(50Hz/60Hz) | 3W(50Hz/60Hz) |
| 最大揚程 | 40cm(50Hz)、60cm(60Hz) | 45cm(50Hz)、60cm(60Hz) |
| 価格 | オープン | オープン |
メガパワー2045のレビュー記事はこちら:https://aqua-mizukusa.com/megapowreview/

アクアコンパクト2004のメリット
アクアコンパクト2004を実際に一年ほど使って感じたメリットをお伝えします。
その名の通りコンパクト
各パーツがギュッとコンパクトにまとまっていて、設置後ゴチャゴチャしないのは大きなメリットです。
実際に設置してみると、高いろ過能力を持ちながらも省スペースを実現しています。
メンテナンス時も、コンセントを抜いたら丸ごと外して洗い場に持ち運べます。
堅牢で安心感がある
造りがしっかりしていて安心して使用できます。
エーハイムらしさが現れていて、フィルターケースのロック機構も不安を感じません。
パッキンの役割のOリングは消耗していきますが、流通が安定しているため簡単に手に入ります。
高いろ過能力
ろ過槽1Lは外部フィルタークラスにならないとなかなか無いので、アクアコンパクトシリーズのサイズ感・一体感は唯一無二といえます。
初心者向けのフィルターとしても、慣れた人が小型水槽の維持に選ぶとしても十分期待に応えるスペックでは無いでしょうか。
アクアコンパクトのデメリット
逆にデメリットとして感じられた点をお伝えします。
設置の課題が多い
コンパクトであるものの、水槽+水槽台があってそこにアクアコンパクトを導入しようとした時に、場所的な制約が多いです。
水槽設置前の段階から、機材の配置を考える必要があります。
レイアウトの自由度が低い
水位がポンプよりも上になるので、水位を下げたレイアウトやカメの飼育などでは使えません。
拡張性は無いと言っていい
あくまで付属パーツ内でのカスタマイズに限られてきます。
外部フィルターはサブフィルターを噛ませたり、CO2をインラインで添加したり、底面フィルターに接続したりできますが、アクアコンパクトはそういった拡張性がありません。
将来的にシステムを広げていきたいのならば、定番の外部フィルターが選択肢となります。
おすすめの使用シーン
アクアコンパクトを含めた水槽システムは、水槽台ではなくカウンターや下駄箱の上などに置くのが良さそうです。
必ず置く場所の強度をご確認ください。
観葉植物などでフィルターケースの存在感を弱めると、よりインテリアに馴染むと思います。
一緒に買うと良いもの
アクアコンパクト2004を購入するときに、一緒にあると便利なものをご紹介します。
チューブカッター
アクアコンパクトは組み立て・設置の際に、チューブを切るという作業があります。
チューブは切り口ができるだけ水平な方が水漏れのリスクが少なくなります。
チューブカッターはチューブを水平にキレイに切ることができるので、アクアリウムをされる方は持っておくと便利です。
活性炭パッド
2004は活性炭パッドが付属しません。
セット初期は活性炭(化学ろ過)があるとより水質の安定につながります。
立ち上げ失敗リスクを減らすために、スタート時に入れておくことをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?
アクアコンパクトシリーズ購入について、参考になりましたでしょうか?
シーンを選ぶものの、そのろ過能力が頼もしく、一度は使ってみたいと思わせるアクアコンパクト。
設置場所や水槽をしっかり確認して、後悔の無いお買い物とアクアライフをお楽しみください!

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