こんにちは、ラッシュです!

アクアリウム用の照明って色々な種類があるけど、どれを選んだらいいの?使ってみて『思ってたのと何か違うなぁ』という結果になりたくない。選ぶときに意識すべきポイントってある?
アクアリウム用の照明はたくさんの種類が売られていますが、それぞれが発する光は全て違います。
私たちは対象物に反射した光によって物体の色や形を認識しているので、水景を楽しむ上でも光が持つ特性はとても重要になってきます。
光の特性を判断する指標を今回の記事内で簡単に解説しています。それらを抑えておけば、
- ナチュラルなインテリアに合わせたいのに、寒色系の色味が強くて冷たい印象になってしまった。
- パッと明るい水槽にしたいのに、少しどんよりした感じだな。
- 魚があまり生き生きした感じに見えないな・・・。
といったことにならず、意図した見え方に近づけると思います。
またオススメの照明もご紹介しているので、ポイントを抑えながら見ていただくと失敗しない照明選びができると思います。
それではどうぞ!
照明選びで意識したいポイント
具体的には以下の4つです。
- 明るさ(ルーメン)
- 色温度
- 演色性
- 光の波長
ルーメン(lm)とは?
光源が全方向に発する光の明るさを表す単位で、ルーメンの数値が大きいほど明るく水槽内を照らすことができます。
色温度とは?
光の色の温かみを表す指標で、数値が低いほど暖色、高いほど寒色の色味を表します。単位はケルビン(K)です。

昼光色(5700〜7100K)
昼白色(4600〜5500K)
白色(3800〜4500K)
温白色(3250〜3800K)
電球色(2600〜3250K)
演色性とは?
照明で物体を照らしたときの色の見え方が、自然光で照らした場合に対してどれだけ再現できているかを表す指標です。Ra◯◯で表し、この数値が高いほどより自然な色合いとなります。Ra100が最大値です。
光の波長について
水草を育てる場合は、光の波長も重要です。植物の光合成に有効な波長は660nm付近と440nm付近と言われています。
簡単にご説明しましたが、これらを抑えておけば照明による水景の見え方が少しイメージできるのではないでしょうか?
オススメの照明器具
ここからは、実際に販売されているアクアリウム用照明をご紹介します。上記のポイントを踏まえて各種照明器具の比較にお役立てください。
GEX クリアLEDパワーIII 600
ブルー・ホワイト・レッドのLEDが織りなす光で魚や水草の美しさを楽しめます。3色のスイッチは独立しているので、単色でも組み合わせでも点灯可能。
色温度(K) | 10000K |
明るさ(lm) | 1000lm |
演色性(Ra) | Ra78 |
消費電力(W) | 17.5W |
- 青・白・赤のライトが独立して、好みに合わせて切り替えられる
GEX CLEAR LED リーフグロー
アタッチメントによりフレームレス水槽への直接設置や、スタンドを使用しての設置が可能。またフレキシブルアームで自由な照射角度に設定できる、汎用性の高いライトです。超小型水槽や、陸上部分の植物への照射、ボトリウムなどに。
色温度(K) | 6500K |
明るさ(lm) | 300lm |
演色性(Ra) | Ra80 |
消費電力(W) | 4W |
- フレキシブルアームで照射角度や位置が自由に変えられる
- スタンド自立、アタッチメントで水槽に固定など汎用性が高い
アクロ TRIANGLE LED GROW 600
難易度の高い水草も育てられる、水草育成に適したライトです。光合成に有効な波長を含んでいます。演色性も高く、自然な色合いで水景を楽しめます。
色温度(K) | 7200K |
明るさ(lm) | 3000lm |
演色性(Ra) | Ra93 |
消費電力(W) | 29.4W |
- 水草育成に特化
- ワイヤーで吊り下げ設置も可能
- アダプター内臓でコンセント周りがスッキリ
アクロ TRIANGLE LED BRIGHT 600
ブライトの名のとおり圧倒的に明るい照明です。とにかく明るい水槽がお好きな人にオススメ。コケの発生にはご注意を。
色温度(K) | 7300K |
明るさ(lm) | 4200lm |
演色性(Ra) | Ra80 |
消費電力(W) | 36.6W |
- とても明るいので底面付近の水草にも光が届く
- ワイヤーで吊り下げ設置も可能
- アダプター内臓でコンセント周りがスッキリ
テトラ パワーLEDライト 60
高演色LEDで、お魚をゆったり鑑賞したい人に。IPX7の防水性能でメンテナンス時も安心。ご家族で観賞魚を楽しみたい場合もオススメです。
色温度(K) | 9000K |
明るさ(lm) | 1350lm |
演色性(Ra) | Ra92 |
消費電力(W) | 21W |
- 水草の育成に有効な400~500nm、600~660nmの波長を強化
- IPX7の防水性能。万が一水槽に落としても安心
水作 ライトアップ 600
安さが魅力のこちらの照明は水作製。水草育成には向きませんがお魚水槽や、ブリーディングで光源がたくさん必要な時は高コスパです。育成がメインの場合は初心者の方にも優しい製品です。
色温度(K) | 8000K |
明るさ(lm) | 936lm |
演色性(Ra) | 記載無し |
消費電力(W) | 16W |
- 低電力、低価格
ニッソー PGスーパークリア 600
12000Kは晴天の鮮やかさ!スイッチで照明を白色と青色に切り替えることができ、レイアウトに合わせた演出が可能。都会的でクールな水槽にしたい人にオススメです。
色温度(K) | 12000K |
明るさ(lm) | 1250lm |
演色性(Ra) | Ra81 |
消費電力(W) | 18W |
- スイッチ操作で照明を白色と青色に切り替え可能
- 12000Kの寒色系の色味
テトラ パワーLEDプレミアム60
明るく、高演色な照明です。水草の光合成に有効な波長も含んでいます。デュアルタイマー内蔵で、ブルー&レッドランプとホワイトランプの点灯、消灯時刻を個別に設定可能。
色温度(K) | 8400K |
明るさ(lm) | 1900lm |
演色性(Ra) | Ra94 |
消費電力(W) | 31W |
- デュアルタイマー内蔵で、ブルー&レッドランプとホワイトランプの点灯、消灯時刻を個別に設定可能
- 水草育成に有効な波長を強化
- IPX7の防水性能で万が一の水没時も安心
ゼンスイ nano LeviL 600
水草育成に特化しつつトップクラスに明るい照明です。コの字の透明ライトリフトで、本体が浮かんでいるようなスタイリッシュなデザイン。コードが背面から出ているので、バックスクリーンを使用すればコードがほとんど見えなくなります。インテリア性も高い製品です。
色温度(K) | 8540K |
明るさ(lm) | 4000lm |
演色性(Ra) | Ra87 |
消費電力(W) | 36.2W |
- 開放感を与えるコの字型ライトリフト
- 透明ライトリフトで、照明本体が宙に浮かんでいるようなデザイン
- 水草育成に特化
- 水槽周りも含め鑑賞性の高い製品
Chihiros WRGB2 60
スマホ用の専用アプリから、RGB素子(赤・緑・青)の発光強度を自由に調整可能。自然な色味から幻想的な水景まで、多彩な表現ができます。タイマー機能では照明のオンオフだけでなく段階的な明るさのコントロールができ、自然界と同じような環境を再現できます。使用するにはスマートフォンに専用アプリをインストールする必要があります。
色温度(K) | 記載無し |
明るさ(lm) | 4500lm |
演色性(Ra) | 記載無し |
消費電力(W) | 67W |
- RGB素子(赤・緑・青)の発光強度をそれぞれ自由に調整可能
- 高出力に裏付けられた多彩な表現が可能
- タイマー機能により点灯および消灯時間が設定できる
- タイマー機能では段階的に明るく・暗くする設定が可能で、自然界と同じような環境を作り出し、生物へのストレスを軽減
まとめ
いかがでしたか?
アクアリウムの照明はたくさんの製品がありますが、明るさや演色性、波長などで比較をすると目的に合った照明が見つけやすくなると思います。
こう言ったポイントを踏まえて、あなたの水槽にぴったりの照明を探してみてください!
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