水心のエアーポンプが静かな理由を探ってみた!sspp-3sレビュー!

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こんにちは、ラッシュです。

アクアリウマー
アクアリウマー

静かでパワフルなエアーポンプといえば水心シリーズだけど、実際はどうなの?うるさいかどうかは買ってみないとわからないし・・・。使ってみた感想を教えて!

はい、お答えします。今回は水作の水心SSPP-3Sを買ってきたので、レビューとスペック、そして静かさについてお話ししていきます。

水心SSPP-3Sを買おうか悩んでいる人はこの記事を読むことで、

  • 納得して水心SSPP-3Sを購入
  • 今回は水心SSPP-3Sは見送る

の判断に役立てるかと思います!

SSPP-3S取説の金魚

取説の金魚かわいい。笑

それではどうぞ!

「水心エアーポンプシリーズ」について

SSPP-3S本体

そもそも水心って何?という人のために、水心シリーズについて簡単にご説明します。

水心エアーポンプシリーズは一言で、「静かで強力なエアーポンプは?と聞かれたら大多数のアクアリストが答える定番エアーポンプ」です。

アクアリストから高く評価され、もはや定番となったエアーポンプですね。

水心シリーズは、水作株式会社が製造しています。

水作の代表作といえば、投げ込み式フィルターの「水作エイト」、高機能な水換えポンプの「プロホース」も有名。ユーザーが感動するようなアイデア商品が多く、メンテ作業を快適にしてくれます。

特に最近の「水作エイトコア ダストラップ」なんかも面白い機能が加わり、とても気になります。

出典:水作公式ページ

そんな水作のこだわりが詰まったエアーポンプが、「水心」シリーズです。

水心エアーポンプシリーズのラインナップ

水心のエアーポンプは3種類あります。

スペックは以下の通り。

SSPP-2SSSPP-3SSSPP-7S
吐出量3,500㏄/分2,500㏄/分1,000㏄/分
適合水槽サイズ60 ~ 120㎝45 ~ 60㎝30 ~ 45㎝
エアー調節機能有り有り無し
価格(税込)5,500円3,685円2,200円

今回の記事では〜60cm水槽に対応する、SSPP-3Sについてレビューしていきます。

水心SSPP-3Sをレビュー

SSPP-3S全体

ここからは実際に購入した水心SSPP-3Sのレビューです。

  • 外観・ディテール
  • 低振動
  • 超静音
  • ハイパワー
  • 長期耐用設計

について解説します。

外観・ディテール

外観・ディテールを見ていきます。「静かならそれでいい!」という人は飛ばしてください。笑

ですが、長く愛用するなら、愛着の持てるデザインかどうか重要ですね。アクアリウムは鑑賞する趣味なので、目につくアイテムもこだわりたいところ。

ダイヤルの端から反対側まで(フックは含まず)は11.5cm、幅6cm、高さは約5cm。エアーポンプを手で持って使うことはありませんが、角が無く触り心地が良いです。

SSPP-3Sゴム脚

ゴム脚はかなり柔らかく、本体の振動を設置面に伝えにくくしています。短い足みたいで可愛い。ゴム脚は交換が可能。

SSPP-3Sダイヤル

エア吐出量を無段階に調節できるダイヤル。中に消音室が内臓されています。回すのはけっこう硬めです。

SSPP-3Sフック

フック付きで吊るしても使用できます。その際”水心”のロゴは逆さまになります。

SSPP-3Sシール

シールが水平に貼れるように目印が設けられている。こういったところに丁寧さを感じます。

低振動

ゴムの脚は想像以上に柔らかく、本体の振動を吸収して設置面に伝えにくくなっています。

試しにSSPP-3Sが入っていた空箱の上に置いてみましたが、箱がうなることは無く、設置面に伝わる振動が抑えられています。

寝室に水槽があるお部屋では、床から伝わってくる振動が気になって眠れない事がありますが、水心SSPP-3Sはその振動をゴム脚によってかなり低減しています。

超静音

超静音のエビデンスは、特殊設計の消音室。不快な音をカットすることで、余計な振動を根本的に抑えています。水心シリーズの説明書によると、

特殊設計の消音室によりエアの振動波をなめらかにして、不快な音をなくしました。

水心の取扱説明書より

つまり、全くの無音は難しくとも、不快に感じる部分はカットしています。

SSPP-3S交換パーツ

ダイヤルの中には消音室が。この消音室とゴム脚によって静音・低振動を実現しています。

ハイパワー

水心は静音性とエアーのパワフルさで支持を集めてきました。吐出量のスペックを見てみましょう。

商品名SSPP-2SSSPP-3SSSPP-7S
吐出量(/分)最大3500cc最大2500cc2000cc

ちなみにGEX製のイーエアー6000WBは2000cc/分、テトラ製のコンフォートエアー60は2100cc/分となっています。

60cm水槽向けのエアーポンプとしては、トップクラスの吐出量といえます!

長期耐用設計

水心シリーズは消耗する部分を簡単に交換できるようになっています。これにより長期的に使用できます。

水心シリーズ交換可能な部品
  • 交換ユニット
  • 脚ゴム
  • エアフィルター
SSPP-3S分解

裏側から4つのネジを外すと写真のように分解でき、交換ユニットを新品に取り替える事ができます。

またダイヤフラム(エアーを発生させるゴム膜)には劣化しにくい耐オゾンのゴムを採用しています

ゴムの劣化の原因は直射日光、摩耗、オゾンがあります。オゾンとゴムが化学反応を起こし、分子レベルで切断が発生してゴムの表面に亀裂が生じる事があります。

水心シリーズのダイヤフラムはそもそも劣化しにくいゴムであることに加えて、劣化しても簡単に交換できることで長期使用が可能になっています。

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結局静かなの?

水心SSPP-3Sは結局のところ静かなのか?について私の感想を言うと、

同等の製品の中ではとても静かな方

と感じました。ただし過剰な期待は禁物です!

その理由は、感じ方には個人差があるということ。そして、

エアーポンプがうるさく感じるのは、

  1. エアーポンプ本体の振動音
  2. エアーストーンから発生するブクブク音や水面で泡が弾ける音

の2つが主な原因です。

1については、SSPP-3Sは消音室とゴム脚によってかなり振動を抑えられています。

2の音はエアーポンプの性能に関係なく二次的に発生するものなので、吐出量を抑えるほかありません。

寝室でエアーポンプを使用する場合、振動が床から体に伝わって気になって寝付けないという人には、必ず改善されるとまではいえませんが、他の製品よりもおすすめできます。

不快な音をカットしているからです。どうしても夜間のエアレーションが必要という人は、試してみる価値はあると思います。

使っていてうるさくなってきたら?

使用しているとうるさくなってくる、という声を聞きます。

考えられる理由は以下の通り。

  • ダイヤフラムの劣化
  • エアフィルターの詰まり

ダイヤフラムはエアを発生させるゴムの部分です。水心シリーズは劣化しにくいゴムを使用していますが、それでも長年使っていると劣化してきます。ダイヤフラムは水心の静音性のキモの部分なので、劣化したら交換しましょう。

またエアフィルターも詰まることで余計な振動の原因になります。詰まっているようなら掃除・交換しましょう。

水心シリーズの電気代について

1ヶ月連続で使用した場合の電気代の目安です。

商品名SSPP-2SSSPP-3SSSPP-7S
消費電力3.5/3.0W2.8/2.3W2.5W
電気料金約70/60円約60/50円約50円
水心の説明書より

もちろん、夜間のみのエアレーションとして使用した時はさらに電気代を抑えられます。

電気代は以下の式で求められます。

1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(時間)×料金単価(円/kWh)

まとめ

水心SSPP-3Sについて、レビューや特徴についてお話ししましたがいかがでしたか?

なかなか音というのは伝えづらく、実際に体感してみないとわからないものですが、購入前の参考になれば幸いです。

静音・低振動・高圧力と、エアーポンプに求められる要素が高いレベルでうまくまとまっている製品だと思います。また作り手の想いが感じられ、愛着がわく。長期耐用設計で長く愛用していけるのは嬉しいし頼もしいですね!

初めて手に取ったときに、水心が多くのアクアリストに支持されているのが分かります。よかったら次のエアーポンプ、水心にしてみてはいかがでしょうか?


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