メダカを小さい睡蓮鉢で飼ってはいけない理由

メダカ

メダカは小型で愛らしい淡水魚なので、おしゃれな小さめの睡蓮鉢で飼育したくなりますよね。ですが、メダカを小さい睡蓮鉢(深さ10cmくらい)で飼ってはいけません。

なぜなら、飛び出すからです。

メダカはびっくりしたり身の危険を感じると、猛スピードで泳ぎます。このときに、一般的な水槽ならば問題ありませんが、睡蓮鉢の場合は飛び出しのリスクがあるのです。

詳しく解説していきましょう。

水槽の壁にぶつかって止まる

一般的な水槽は、側面が垂直で壁のようになっていますね。なので、メダカが全力で突進したとしても壁にぶつかって止まることができるので問題ありません壁、つまり障害物と認識していれば、そこから上に向かって泳いでも飛び出すことはほぼないでしょう。

睡蓮鉢は地続き

一方の睡蓮鉢はなだらかなお椀型をしているため、フチまで地続きになっています。なので壁と認識せずに突進してしまい、そのままジャンプ台のようにして飛び出してしまう危険があります。

睡蓮鉢で飼育するときの対策

対策として、以下のことが有効です。

  • 深めの睡蓮鉢にする
  • 低床を厚く敷く
  • 浮草を多めに入れる
  • フタをする

それぞれ解説します。

深めの睡蓮鉢にする

深めの睡蓮鉢にすれば踏切りまで距離ができるため、メダカが気付くでしょう。飛び出したとしてもベクトル的に真上に飛ぶだけなので、場外落下のリスクを抑えられます。

低床を厚く敷く

低床を厚く敷くことで、お椀型の湾曲している部分を埋めます。そうすれば、側面を壁として認識するでしょう。総重量が重くなってしまうのが嫌なときは、ひゅうが土などの軽石がオススメです。

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浮草を多めに入れる

浮草を多めに入れる事でフタ代わりになり、ある程度の飛び出し防止になります。また、上からの目線を遮るのでストレスの低減も期待できます。

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フタをする

フタをして物理的に飛び出せないようにします。一部、木の板を乗せてその上に小鉢などを置いても可愛いですね。程よく日陰を作ることもできます。

全面に施すとせっかくの睡蓮鉢が不格好になってしまうので、センスとアイデアを活かしましょう。

すでに睡蓮鉢で飼っている場合

すでに睡蓮鉢で飼育をしていて、容器を交換したくない場合には、以下のような対策がおすすめです。

  • 前述したように一部は板などでフタをし、前面は浮草や産卵床を多めに浮かべる
  • 極力ストレスを与えない

メダカは以下のような時にパニックになりがちです。

  • 水質が急変したとき
  • 網で掬おうとしたとき
  • 抱卵したメス

常に落ち着いた状態で飼育することを心がけましょう。

まとめ

メダカは小型なため小さな睡蓮鉢で飼育したくなりますが、飛び出しのリスクがある、ということをお伝えしました。

それは側面が垂直な壁ではなく、地続きになっているため、パニック時などにジャンプ台のようにして飛び出してしまうからです。

すでに小さめの睡蓮鉢で飼育している場合には、極力ストレスを与えないようにして、自然でオシャレな感じに防止策をとりましょう。

これをご参考に、飼育容器を選んでください。

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