メダカが物陰に隠れてぜんぜん出てきてくれない〜!可愛らしい姿を鑑賞したいのに。どうしたらいいの?
このようなお悩みにお答えします。
メダカの優雅に泳ぐ姿はとても癒されますよね。良い状態で飼育されているメダカは、人が近づいても怖がらず、エサをねだるように寄ってくきてくれます。
一方で、メダカが物陰に隠れがちで活発に泳ぎ回らないというパターンもありえます。
そんな状態になってしまう原因や、対処法をご紹介します。
メダカが懐かない原因とは?
メダカが懐かない、物陰に隠れてしまう原因は以下が考えられます。
捕食されるかもしれない恐怖を感じている:メダカの上空に影ができることにより、鳥などに襲われる時の恐怖を感じている。鉢で飼育している場合に多い。
水温が低く活動が低下している:水温が低いと活動が抑えられ、活発に泳がなくなる。
ストレスや病気:環境によるストレスや、水質悪化による免疫力の低下で病気にかかり、活発に泳げなくなっている。
敵となる生き物と一緒に飼育している:メダカより大きな魚や気性の荒い魚がいるため、餌場に出られない。屋外飼育の場合、ヤゴが潜んでいる可能性。
隠れ場所が過度に多い環境:隠れる場所が多いため、開けた場所を嫌ってしまう。
以上に該当する場合は、メダカが隠れがちになることがあります。
メダカが懐く環境づくり
それでは、メダカが懐きやすくなる環境づくりの具体的な方法をご紹介します。
- 仲間を増やす
- 混泳をしない
- 水質の改善
- 隠れ場所のバランス
- 健康増進
それぞれみていきましょう。
仲間を増やす
メダカの数が少ないと恐怖を感じやすくなります。
具体的には、4〜5匹で飼育するよりも10匹以上での飼育の方が、群れることによる安心感が生まれ、隠れることも減るでしょう。
オス・メスの偏りを防ぐメリットもあるので、10匹以上での飼育がおすすめです。
混泳をしない
メダカ以外の種類の観賞魚との混泳はおすすめしません。
相性によってはメダカにちょっかいを出したり、餌場の取り合いなどでメダカにストレスを与えてしまいます。
特に、メダカよりも大きい魚や、攻撃的な魚は注意が必要です。勢力的に負けてしまうと、物陰に隠れがちになります。
水質の改善
水換えやメンテナンスを怠らないようにしましょう。
長期間水換えをしていない水は酸性に傾き、メダカが好まない水質になっていることがあります。
鉢で飼育している場合は底に溜まる泥のようなものを時々吸い出して排出しましょう(ヤゴの早期発見にも繋がります)。
フィルターが目詰まりしないように定期的にメンテナンスを行います。
水質の試験紙を使うと、水質悪化やフィルターの機能低下が一発でわかるのでおすすめです。
隠れ場所のバランス
隠れる場所が多くありすぎると、開けた場所に出ることを警戒してしまいます。
飼育環境下では浮き草など光を遮るものはほどほどにしましょう。
健康増進
懐くといった行動は健康であることが前提です。メダカを健康にするには前述の水質改善のほかにも、
- 太陽光に当てる
- 生き餌を与える
- グリーンウォーターで飼育する
といった方法もおすすめです。
また、日照時間を守り、規則正しい生活リズムを保つのも大切です。免疫力アップが期待できます。
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まとめ
メダカの可愛らしい姿を見たいのに、物陰に隠れて出てこない場合、その原因として以下が考えられます。
1. 恐怖による隠れ:鳥に襲われる恐怖感から、上に影ができると隠れることがある。
2. 低水温:水温が低いと活動が抑えられるため、あまり泳がなくなる。
3. ストレスや病気:環境の変化や水質の悪化により、体調を崩している場合がある。
4. 混泳のストレス:他の気性の荒い魚と一緒に飼われていると、隠れやすくなる。
5. 隠れ場所が多すぎる:隠れる場所が多すぎると、安心して開けた場所に出てこなくなる。
メダカが懐きやすい環境づくりのポイント
1. 仲間を増やす:10匹以上で飼育すると、群れによる安心感が生まれ、隠れる行動が減る。
2. 混泳を避ける:メダカ以外の魚との混泳は避け、特に攻撃的な魚とは一緒に飼わない。
3. 水質改善:定期的な水換えやメンテナンスで、水質を保ち健康を維持する。
4. 隠れ場所のバランス:隠れ場所を適度に減らし、開けた場所に出やすい環境にする。
5. 健康管理:水質改善に加え、太陽光に当てたり、生き餌を与えたりして免疫力を高める。
以上の方法で、メダカがより懐きやすくなり、活発に泳ぐ姿を楽しめるようになります。ご参考になれば幸いです。では、良いメダカライフを!
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