水草水槽はCO2を添加しなくても作れるの?

アクア初心者
アクア初心者

水草水槽を作りたい。どの記事を見ても「水草水槽にはCO2を添加しましょう」と書いてあるけど、CO2なしでも水草水槽は作れるの?

こう言った疑問にお答えします。

CO2の添加を行うにはレギュレーターをはじめ様々な器具が必要になり、コストがかかりますね。また、ある程度の知識も必要です。「そもそもレギュレーターってなに?」って方もいるかもしれません。

もしも、やりたい水草水槽がCO2の添加無しでできるのなら、それに越したことはないですね。

結論からいうとCO2なしでも水草水槽は作れます。CO2添加のコストを抑えつつ、水草水槽を維持することは可能です。

ただし、

  • 使える水草の種類が限られる
  • 育成の難易度が上がる
  • 良い環境が整いにくい

といったデメリットがあります。

これらを踏まえた上でCO2無しを選択するのはアリだと思います。本記事では、CO2なしの水草水槽について、解説していきます。

CO2なしでも水草水槽は作れる理由

水草が育つには、光、CO2、栄養が必要です。どれかが欠けても調子を崩してしまいます。

水槽の水の中には、CO2の強制添加をしなくても魚が吐き出すCO2が溶け込んでいます。水草はこれを使うことができます。

ただ、とても少ないのでCO2をたくさん必要とする水草は育てられません。あくまで、生命維持に必要なぶんはあるけどめちゃめちゃ少ないといった感じですね。

CO2を添加しない場合のデメリット3つ

では、CO2を添加しなかった場合のデメリットを考えましょう。

  • 使える水草の種類が限られる
  • 水草育成の難易度が上がる
  • 魚にとって良い環境が整いにくい

デメリット①使える水草の種類が限られる

水草にはたくさんの種類があります。種類によっては、CO2をたくさん必要とするもの、それほど必要としないものがあります。

先ほどもお伝えしたように、強制添加をしない場合は水に溶け込んでいるCO2の量が減るので、CO2を多く必要とする水草は育てることができません。CO2をあまり必要としない水草のみで、レイアウトを作る必要があります。

デメリット②水草育成の難易度が上がる

CO2は、いわば水草の成長加速装置。

CO2が添加されていれば水草の育成が容易になりますが、無添加ですとそのような恩恵は得られません。逆にゆっくりじっくり育てたい場合はいいかも。

デメリット③魚にとって良い環境が整いにくい

水草が元気に育つことで水の中の栄養を吸収し浄化します。光合成により酸素もつくられるので、魚にとって快適な環境になります。

しかし、CO2を添加しないことで水草の光合成が活発ではなくなり、上記のメリットも得にくくなります。

フィルターによるろ過がしっかりとできていれば問題ありませんが、水草の浄化作用との相乗効果は得られなくなります。

CO2無しの場合のオススメの水草

CO2無しでも育成でき、レイアウトでも使いやすい水草をご紹介します。

  • アヌビアス・ナナ
  • ウィローモス
  • ニューラージパールグラス
  • ミクロソリウム、ボルビディス等のシダ類

アヌビアス・ナナ

とにかく丈夫、ということで、アヌビアス・ナナはオススメです。

葉が小ぶりなプチナナも同様。

CO2無添加でも枯れることはほとんどなく、問題なく維持ができます。

小さい溶岩石などに巻き付けて使うと便利です。

ウィローモス

CO2無添加ではモッサリ感は落ちますが育成・活着は可能です。うっそうとした自然感を演出するにはぴったりです。

ニューラージパールグラス

問題なく育ちます。ちゃんと匍匐(ほふく)もしてくれるのでCO2無しでも緑の絨毯を作ることができます。グロッソスティグマはCO2なしだと格好悪くなることがありますが、ニューラージパールグラスは形もほとんど変わりません。

ミクロソリウム、ボルビディスなどのシダ類

シダ類も、そもそも野性味が強い形をしているため、CO2なしの状態で育てたとしても形が気になりません。CO2が少ないと大きくなる傾向があります。

まとめ

簡単にまとめます。

CO2なしでも水草水槽は作れますが、

  • 使える水草の種類が限られる
  • 水草育成の難易度が上がる
  • 魚にとって良い環境が整いにくい

といったデメリットがありました。

水草水槽の選択肢は限られますが、以下の水草はCO2無しの環境でも問題なく育てられます。

  • アヌビアス・ナナ
  • ウィローモス
  • ニューラージパールグラス
  • ミクロソリウム、ボルビディス等のシダ類

以上です。ご参考になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました