こんにちは、ラッシュです。
アクアリウムのメンテナンスといえば、水換えですね。
水換えと聞くととても大変そうなイメージを持たれるかもしれませんが、実はとても簡単なんです!
水槽ごと傾けてじゃーっと水を捨てるんですか?
水が入った60cm水槽は重量60kg!毎回の水換えがそんな過酷だったら、アクアリウムなんて絶対やりたくないですね。(笑)
水換えのやり方があまり知られていないことも事実。
この記事では、水換えのやり方や必要な理由、頻度などについてご説明します。
一度覚えてしまえば簡単なので、ここで水換えをマスターしちゃいましょう!
そもそもなんで水換えが必要なの?
水換えを怠っていると、水が腐ってしまって魚が住めなくなってしまいます。
お魚は生き物なので、エサを食べ、排泄をしますね。このエサの食べ残しや排泄物が水を汚していくのです。
具体的にはアンモニアなどの有害物質が発生し、溜まっていきます。これは魚にとって猛毒で、すぐに危険な水準に到達してしまいます。
そこで、水換えを行うことでこれら有害物質を水槽の外へ捨ててあげるのです。
それと同時に、新しい水を引き込みます。
水は古くなると水質が変わっていきますが、ときどき新しい水と交換することで水質を一定に保つことができるのです。
お部屋の空気を入れ替えるのに似ていますね。
1回の水換えの量は多くても1/3
水換えはいちどに全部の水をとりかえるの?
これはNGです。水をまるっと換えるとキレイになるように感じますが、魚が住みやすい水とは言えなくなってしまいます。
水槽の水(飼育水)は、フィルターで循環しているとバクテリアが少しずつ増えていきます。このバクテリアが、先ほどお話ししたアンモニアを分解してくれているのです。
水を多く換えるとせっかく増えたバクテリアも大量に捨ててしまうことになるので、一度に水換えをする量は、
水槽の水の1/4から、多くても1/3の量にとどめましょう。
水換えのやり方
水換えの必要性や量が分かったところで、水換えのやり方をご説明します。
まず必要なものは、
- バケツ(10リットル程度):水槽サイズによって、効率の良いサイズを選ぶ
- 水換えポンプ:ポンプとサイフォンの原理で水を移動させる道具。100均にもある
- カルキ抜き剤:塩素を中和する。ハイポ
- タオル:水をこぼしてしまった時用
水換えのやり方
- フィルターを止める
- ポンプを使ってバケツに水を落とす
- バケツの水を捨てる
- バケツに水道水を入れ、カルキ抜き剤を投入
- バケツの水を水槽に注ぎ入れる
- フィルターを再始動
手順を詳しく解説します。
①フィルターを止める
フィルターの電源を落とします。
水を抜いて水位が下がると、高低差によって給水パイプから落ちる水の勢いが増し、レイアウトを崩してしまう恐れがあるからです。
②ポンプを使ってバケツに水を落とす
ポンプの給水側を水槽、排水側をバケツに向け、ポンプをシュポシュポして排水をスタートさせましょう。
ポンプの給水側にも水流が発生するので、ソイルを巻き上げないように注意してください。
③バケツの水を捨てる
適量の水を移したら、その水は捨てます。水槽が大きい場合は数回に分けて行いましょう。
④バケツに水道水を入れ、カルキ抜き剤を投入
新しい水をバケツに入れたらカルキ抜き剤を適量投入して、指やポンプなどでかき混ぜます。
液体のカルキ抜きなら10回も混ぜれば十分です。ハイポなどの固形のものは溶けるのに時間がかかるので、私は混ぜてから2〜3分置いています。ですが、それほど神経質にならなくても大丈夫です。
水温についてですが、特に調整しなくても問題ありません。
が、30℃を超えるような水は水槽環境に影響を与えてしまうので常温以下の水温にしましょう。
⑤バケツの水を水槽に注ぎ入れる
減らした分の水を水槽に入れます。
勢いよく注ぐとソイルが舞い上がるので、適当な流木や給水パイプなどに水流をぶつけるようにして注ぐと良いでしょう。
そういった箇所がないときは、バケツからの水を手で受けて水勢を分散させながら注ぎます。
⑥フィルターを再始動
フィルターの電源を再び入れたら水換え完了です。
いかがでしたか?慣れるととても簡単ですよ!
正しい水換えの頻度とは?
水換えはどれくらいの頻度でやったらいいの?
水換えの頻度の目安は以下の通りです。
上記を基本とし、調整してください。
セット直後の頻度が違うのは、バクテリアの量が少なく、有害物質が溜まりやすいからです。
これについては別記事にまとめましたので、詳しく知りたい方はご参照ください。
これがベスト!という答えはありません。水換えは良い環境に近づけるための水質調整の一環です。必要な頻度や量は、そのときの環境によって変わります。
ですがひとつ言えるのは、一度に大量に換えるよりは、少しずつを頻繁に換える方が良いということです。
水質の急変は生き物にダメージを与えたり、トラブルの元になるので少しずつ緩やかに調整します。
とても良い環境ができている水槽なら、1ヶ月に1回の水換えでも良い場合もあります。逆になにか問題が発生した時は、半分以上水換えしたほうが良い場合も。
慣れてくると、肌感覚でわかってきますよ!
まとめ
水換えの頻度について、理解は深まりましたか?
上でもお伝えしたように、水換えはあくまで水質調整の手段のひとつ。
どんな水槽でもこの頻度でやればOK!というのは存在しません。
ご自宅の水槽環境に応じて、最適解を見つけていきましょう!
日々観察していればベストな頻度が自然とわかってきます。
そうなれば、魚たちは快適に過ごせて、キラキラの水で鑑賞できるでしょう。
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