ミナミヌマエビの飼い方|水槽から水質、繁殖まで

アクアリウム

こんにちは、ラッシュです。

ミナミヌマエビって可愛いですよね。ヤマトヌマエビよりも小さくて、水草や流木にちょこんと乗ってコケを食べる姿がなんとも愛らしい小型の淡水エビです。色彩豊かで繁殖もできるから、予想外な体色の個体が生まれることもあります。

実際に我が家の水槽では、真っ黄色の個体や、どこが目なのかわからないほどの黒い個体が生まれました。

飼育も容易なので初心者の人にもおすすめです。

本記事では、ミナミヌマエビの飼育方法を記載しました。

この記事でわかること
  • ミナミヌマエビの飼い方
  • 飼育に適した機材
  • 水質や繁殖について

それではどうぞ!

ミナミヌマエビの飼育環境は?

ミナミヌマエビの飼育環境について、以下の項目でまとめました。

  • 水槽
  • フィルター
  • 低床
  • 照明
  • ヒーター
  • エアレーション(ぶくぶく)
  • エサ

それぞれ解説していきます!

水槽

ミナミヌマエビの飼育に適した水槽サイズは、30cm、45cm、60cmです。

ミナミヌマエビは成長しても2.5cm程度なので、ミクロな世界観を30cm小型水槽で製作しても素敵です。

しっかり繁殖をさせたいなら管理のしやすい45cm、60cm水槽がおすすめ。

フィルター

ミナミヌマエビだけの水槽の場合は、それほど強力なろ過を必要としません。投げ込み式外掛け式フィルターでも飼育できますよ。

飼育に慣れた人にはソイルと底面フィルターの組み合わせが人気ですが、初心者の人にはやや難しいですね。

観賞魚と一緒に飼育する場合は、魚の数に合わせてフィルターを選びます。水草も育てるならCO2が逃げない外部フィルターがおすすめです。

エビの赤ちゃん(ゾエア幼生)がフィルターの吸水口から吸い込まれないように注意してください。スポンジを被せば吸い込みを防げます。

吸い込まれた赤ちゃんが外部フィルターのろ過槽内で成長し、繁殖した事例もあります。

低床

ミナミヌマエビの飼育水槽の低床には、ソイルがおすすめです。理由は、

  • ミナミヌマエビが好む水質に安定させる
  • 有害物質を吸着する
  • 水草の育成に良い

ソイルの表面に付着した微生物がミナミヌマエビのエサにもなります。

ヒーター

ヒーターはなくても飼育できます。ミナミヌマエビの適応温度は1〜30℃と幅広く、お住まいの地域によっては屋外での飼育も可能です。

とはいえ、急激な温度変化に弱いのは他の魚同様。極端な寒暖差を緩和するために、ヒーター設置は有効です。

エアレーション(ぶくぶく)

水草を育成している環境なら、昼間のエアレーションの必要はありません。光合成により酸素が供給されるためです。夜間は酸欠を防ぐためにエアレーションをおすすめします。

ミナミヌマエビの数が多い水槽の場合はエアレーションをするか、酸素供給ができるフィルターを設置しましょう。

照明

1日のリズムをつけるために照明は有効です。鑑賞する上でも照明はあった方がいいですね。

タイマー機能付きの照明やコンセントタイマーを使い、毎日規則正しく照らすことが大切です。

エサ

ミナミヌマエビは水槽内のコケや微生物を食べるので、ミナミヌマエビ向けにエサを入れる必要はありません。

人工餌によっては嗜好性が高く、コケよりもエサばかり食べてしまうことがあります。

ミナミヌマエビと混泳できる魚は?

ミナミヌマエビと混泳させる魚は、メダカやネオンテトラなどの小型で温和な魚がおすすめです。

エビが口に入るサイズだと捕食されてしまいます。エンゼルフィッシュは、エビにとっては悪魔のような存在です。小型でも気性が荒い魚は、エビをつついたり足を狙ってくるのでこちらもNG。

自分を襲う魚や大きい魚がいると、怖がってしまい物陰に隠れて動かなくなってしまいます。

基本的にエビはエビを食べないので、ヤマトヌマエビとの混泳は問題ありません。

混泳OK混泳NG
ネオンテトラ
アカヒレ
ラスボラヘテロモルファ
メダカ
オトシンクルス
etc
エンゼルフィッシュ
ネオンドワーフレインボー
ハーフオレンジレインボー
アベニーパファー
サイアミーズフライングフォックス
etc

ミナミヌマエビの繁殖について

ミナミヌマエビの繁殖は容易です。

繁殖期は春と秋。水温は22℃程度季節です

ヒーターで温度管理をしている水槽であれば、一年を通して繁殖します。常に一定の温度よりも、水換え後など水温の変化があったタイミングで抱卵することが多いです。

水草が茂って稚エビが隠れる場所があれば自然繁殖します。ふとした時に、水草の葉の上にちょこんと乗ったミナミヌマエビの赤ちゃんを見つけるでしょう。

ミナミヌマエビに適した水質

ミナミヌマエビに適した水質について、以下の3つの項目をお話しします。

  • 温度
  • pH
  • 硬度

温度

ミナミヌマエビの適応水温は、1〜30℃です。

30℃を超えると酸欠のリスクも増えて危険。

繁殖を狙うなら、22℃以上が好ましいです。

pH

ミナミヌマエビは弱酸性の水を好みます。

一方で弱アルカリ性でも生きられ、繁殖も可能です。

水草が豊富な地域に生息するので、水草に合わせたpH6.0〜6.5が好ましいと言えます。

硬度

ミナミヌマエビは脱皮を繰り返すことで成長します。

極度の軟水だとミネラル不足により脱皮不全を起こしたり、触角が変形してしまうリスクがあります。

硬度は、GH4~6程度がおすすめです。

ミナミヌマエビに関するよくある質問

ミナミヌマエビに関するよくある質問をいくつかご紹介します。

ミナミヌマエビのコケ取り能力は?

ヤマトヌマエビほどの効果は期待できません。

体のサイズの違いもあり、コケ取り能力はヤマトヌマエビの1/3程度と言われています。

ミナミヌマエビが茹で上がったように死んでしまった?

ミナミヌマエビやヤマトヌマエビのようなエビが死んでしまうとタンパク変性により体がピンク色に変色します。

高水温によって本当に茹で上がって死んでしまったわけではありません。

ミナミヌマエビ導入の際の水合わせは必要?

エビは水質の変化に弱い生き物です。

魚以上に慎重な水合わせが必要です。

点滴法により、1時間以上かけて水合わせを行うことをおすすめします。

ヤマトヌマエビと比べた時のメリットは?

繁殖が楽しめること。世代を超えてお付き合いできるエビ達です。

繁殖の過程で思わぬ色の個体が生まれることがあり、鑑賞性も高いと言えるでしょう。

サイズも小さいので、ヤマトヌマエビよりも「可愛い」要素が大きいです。

ヤマトヌマエビと比べた時のデメリットは?

コケ取り生体としての効果は弱く、ヤマトヌマエビの代わりとするには数が必要となります。

自然繁殖によって増えるので、数を管理しにくいというデメリットもあります。

まとめ

コケをツマツマする様子が可愛く、繁殖も容易で赤ちゃんエビも可愛い。

ネオンテトラ等の小型の熱帯魚であれば混泳も可能。カラーも豊富で、タンクメイトとして水槽を賑やかにしてくれますよ。

ミナミヌマエビをお迎えしてみませんか?

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

(エビ)ミナミヌマエビ(20匹)(+1割おまけ)
価格:810円(税込、送料別) (2022/10/25時点)


コメント

タイトルとURLをコピーしました