こんにちは、ラッシュです。
色鮮やかな熱帯魚を水草水槽で飼育してみませんか?
このガイドでは、水草水槽のセットアップから熱帯魚の選び方、ケアのポイントまで、初心者の方々に役立つ情報をお伝えします!さらに、上級者向けのテクニックや注意点も紹介し、あなたの水草水槽での飼育を成功させるためのヒントをお届けします。
水草水槽の魅力とは?

美しく繁茂した水草、その間を泳ぐ熱帯魚たち。水草は水質を浄化し、酸素を生み出すことで、熱帯魚が快適に暮らせる環境をもたらします。
生き物を飼うだけにとどまらず、小さな自然環境の生態系を楽しめるのが水草水槽の魅力です!植物と生き物が共生する姿は、思わず見入ってしまうほど興味深く魅力的でしょう。
持続可能な社会を目指す上でも、自然環境について考えるきっかけになるのではないでしょうか。
水草水槽の立ち上げ方:必要な道具と手順

水草水槽を始めるために必要な道具と立ち上げ方をご紹介します。
- 水槽の選び方
- 水槽台の選び方
- 低床の選び方
- レイアウト素材の設置
- 水草の植栽
- フィルターの設置
- 照明の設置
- CO2器具の設置
- ヒーターの設置
- 注水
- パイロットフィッシュを入れる
- 初期の水換え
- いよいよお魚導入!
一式揃えるのにいったいどれくらいかかるのか、気になる方は別記事で解説していますのでご確認ください。→水草水槽に必要な予算と維持費
水槽の選び方
水槽には様々なサイズがありますが、初めてでしたら60cm幅がおすすめです。なぜなら、60cm水槽用の照明やフィルターなどの周辺グッズが充実しているためです。水質管理の面でも維持しやすいのがこのサイズ。住宅事情で「ちょっと大きすぎるなぁ」と思うならスリムタイプや45cm水槽もあり。
水槽台の選び方
水槽台は「水槽を置くことを想定した台」を買ってください。メタルラックや靴棚の上に水槽を置くと、底面ガラスが歪んで最悪割れる恐れがあります。ちょっとお値段しますが、必ず水槽台を選びましょう。
低床の選び方
低床(ていしょう)とは川底を再現する素材。つまり、砂や砂利、ソイルのことを言います。低床がないと水草が根を張れないので、水草水槽を始めるには低床が必要です。水草の栄養を含むソイルを選んでおくと、水草の成長が良くなりますよ!
レイアウト素材の設置
石や流木を組み合わせて、レイアウトの骨格を作りましょう。流木を使うときはアク抜きを行なってください。→アク抜きについて
レイアウトを考えるときは、
- 水槽の対角線上にナナメに流木を配置する(三角構図)
- 水槽の両側に要素を配置し、中央に空間を作る(凹型構図)
- 水槽の中央に要素を配置し、両側に空間を作る(凸型構図)
のどれかを意識すると、格好良いレイアウトが作りやすいです。もちろん、これにとらわれず自由に作ってもOK!
水草の植栽
水草を植えていきます。水草は種類によって植え方が違いますが、主なものを以下にご紹介します。
有茎草の植え方
あらかじめ水草は適当な長さ(10cm程度)にカットしておきます。まずはソイルが隠れる程度に水を張り、ピンセットを使って水草を植えていきます。成長をイメージして植えましょう。
前景草の植え方
2〜3株ごとに分け、ピンセットで等間隔に植えていきます。田植えをするようなイメージです。
シダ類の植え方
株ごとに分け、流木のお好きな場所に園芸用のビニールタイで巻きつけます。シダがしっかりと根付いたらビニールタイをそっと外します。
ウィローモスの植え方
あらかじめウィローモスを細かくちぎっておきます。湿らせた石や流木の上にウィローモスを乗せ、木綿糸でぐるぐると巻きつけ、しっかりと結んで固定します。木綿糸は水槽内で分解されて無くなります。
フィルターの設置
水をろ過するフィルターは、お使いの水槽サイズに合ったものを選びましょう。フィルターには様々な種類がありますが、水草育成には外部式フィルターがおすすめ。理由は、水草の光合成に必要なCO2を失わないためです。他のタイプのフィルターは水の循環の際にCO2が逃げやすい構造をしています。
照明の設置
照明器具は十分な明るさのあるLEDライトを選びましょう。光は水草の成長にかなり影響しますので、ちょっと奮発しても高性能なものを選ぶべき。LEDの普及により、だいぶお手頃価格になったのは嬉しいですね。
CO2器具の設置
CO2を添加するための器具を設置します。CO2添加キットは1万円前後(さらにランニングコストもかかる)しますが、水草をぐんぐん成長させたい場合は有効です。CO2をあまり必要としない水草もありますので、出費を抑えたい人はぜひ別記事をご覧ください。
ヒーターの設置
ヒーターは水草や熱帯魚にとって適切な水温を保つために有効です。水温が低くなる冬はヒーター必須となります。理想的なことを言えば、一年中設置しましょう。サーモスタット(温度センサー部分)と加熱部分が別々のものや一体化したものがありますが、一体化型が扱いやすくおすすめです。水温計もお忘れなく!
注水
レイアウトが完成し機材も準備できたら水を入れます。が、この時の注意点がいくつかあります。
- ソイルを巻き上げないように水を注ぐ
- 流木が浮かないように重しを乗せる
高い位置から水を勢いよく注ぐとソイルが舞い上がり、レイアウトが台無しになります!そうならないように、レイアウトの上に軽くラップを乗せ、バケツの水を手で受けながら注ぐとソイルが崩れません。
流木は、たとえアク抜きを行なってもわずかに残った空気により浮いてしまうことがあります。レイアウトが台無しに!念のために流木の上に適当なサイズの石を乗せ、1ヶ月程度して浮かなくなったら重しを取り除きます。
注水したらフィルター、照明、ヒーター、CO2添加を作動させましょう。
水は入れてもお魚は待って!
お魚が泳ぐところを見たいですよね?ですが、今お魚をたくさん入れてしまうと100%失敗します!なぜなら、まだろ過が十分でない状態では魚たちの排泄により水が汚れ、コケが大発生するからです。この時に入れて良いのはパイロットフィッシュと言って、水質を良好に導くために「少しだけフンをしてもらう」という役割を任されたお魚数匹だけです。
初期の水換え
セットした直後は水質が安定しないため、いつもより多く水換えが必要になります。具体的な頻度は別記事でまとめたので、セットした後にご参照ください。
いよいよお魚導入
セットから1ヶ月程度、水質が安定したようならお魚導入です。このタイミングを「水が出来上がった」と言うことが多いです。
水が出来上がったかを判断するには、
- 糸状のコケや茶色いコケが出なくなった
- 水の透明度が上がった(注水時よりさらに透明になる)
- パイロットフィッシュの発色が良く、餌の食いつきも良い
で判断してOKです。理想的なことを言えば、水質検査キットで硝酸塩が安全値かどうかで判断しますが、対自然なので感覚的な判断も大切です。笑
熱帯魚の選び方:初心者におすすめの種類

初心者にとっては、丈夫で飼育しやすい熱帯魚を選ぶことが大切です。以下に、初心者におすすめの熱帯魚の種類をいくつかご紹介します。
- ネオンテトラ
- グッピー
- プラティ
- ラスボラ・エスペイ
- チェリーバルブ
それぞれ解説します。
ネオンテトラ
ネオンテトラは、美しい蛍光色の体と小さなサイズが特徴的な熱帯魚です。鮮やかな青と赤のラインが美しく、水草水槽での飼育にも適しています。温和な性格で群れを作る習性があり、他の魚との相性も良いです。
グッピー
グッピーは、カラフルな体色と長い尾びれが魅力の熱帯魚です。個体のバリエーションも豊富で、様々な色や模様のグッピーを楽しむことができます。活発な性格もあいまって、賑やかな水槽になるでしょう。繁殖も容易で、可愛らしい仔魚の誕生を楽しむこともできます。
プラティ
プラティは、明るい色合いと小型の体が特徴の熱帯魚です。温和な性格で、飼育初心者にもおすすめです。色のバリエーションもあり、中には体にミッキーの模様がある「ミッキーマウス・プラティ」なる種類もいます。繁殖にも挑戦できますよ!
ラスボラ・エスペイ
ラスボラ・エスペイは小型のコイ科の熱帯魚です。鮮やかなオレンジと紺のコントラストは水草水槽の中でも存在感抜群!紺色のバチ状の模様も特徴的です。
チェリーバルブ
チェリーバルブのオスは真っ赤な体色をしています。熱帯魚の中でも頭から尾鰭まで色が入った魚はあまりいません。水草水槽の緑にもよく映えます。丈夫で育てやすく、初心者でも飼育しやすい種です。
これらの熱帯魚は水草水槽での飼育に適しており、水質の変化にも比較的強いです。また、エサの摂取も積極的で、初心者にとってエサの管理がしやすいという利点があります。適度な数の熱帯魚を選び、水質管理と適切なエサの与え方を行いましょう。
熱帯魚のエサやり

熱帯魚の健康維持と成長には適切なエサやりが欠かせません。以下に、熱帯魚のエサと与え方のポイントをご紹介します。
エサの種類
熱帯魚のエサは大きく分けると人工餌と生き餌があります。人工餌はフレークや粉末のエサ、生き餌はブラインシュリンプやミジンコなどです。
生き餌は栄養価が高いですが、準備するのに手間や知識が必要になります。近年は人工餌も品質の良いものが多く、基本的にはこちらで問題ありません。
中には人工餌をいっさい口にしない魚種もいるので事前に確認しましょう。
エサやりの頻度と量
熱帯魚のエサやりは適度な頻度と量が重要です。一般的には1日に2回から3回程度、魚がすぐに食べきれる量を与えましょう。お魚は満腹を感じないと言われているので、「まだ食べたがっているから」とついついあげてしまいがち。過剰な給餌は水質悪化や肥満などの問題を引き起こす可能性があるため、適切な量を守るようにしましょう。
水槽内で自然発生するエサ
水草水槽を維持していると、ミズミミズやミズムシといった微生物が自然発生することがあります。一見すると気持ち悪い存在ですが、熱帯魚にとってはご馳走とも言えるエサなんです。底面や中層に発生することが多く、熱帯魚にとっての自然な食事体験の再現にもなります。このような微生物が豊富になると、数日間エサを与えなくても栄養が賄えるようになります。
給餌の観察と調整
エサやり時の様子は、水槽環境を維持する上で重要なバロメーターになることがあります。魚たちが猛スピードで餌に向かってくるのは健康の証。逆にエサを食べない、食欲がない場合は水質の問題が考えられます。様子がおかしいと感じたら水質検査キットを使ってみましょう。結果が危険領域を示していたら、水換えと対策を行います。
水草水槽のメンテナンスと注意点

水草水槽の美しさと熱帯魚の健康を維持するためには、適切なメンテナンスと観察が必要です。以下に、メンテナンスのポイントと注意点をまとめます。
・定期的な水換え:水質が安定した後も、有害物質の蓄積を防ぐために水換えを行います。1週間に1度、総水量の1/4〜1/3の水換えをしましょう。
・水草のトリミング: 成長した水草はトリミングをしましょう。過剰な伸びや陰の発生を防ぎ、適度な通水性を保つことが大切です。
・水質管理: 定期的な水質テストを行い、必要に応じて水替えを行いましょう。水質が変わると水草の草体や成長に影響が出ることがあります。
・フィルターのメンテナンス: フィルターの濾過槽は数ヶ月に一度は清掃し、詰まりを防ぎましょう。フィルターの詰まりは水質の急変の原因になります。
・照明管理: 照明の時間帯を調整しましょう。水草の光合成や熱帯魚の生活リズムを作るために重要です。具体的には、1日の日照時間を8〜10時間に設定しますコンセントタイマーを使い、自動化すると便利です。
・病気や異常のチェック: 熱帯魚の健康状態や行動に異常があれば、早期に対処しましょう。治療薬の投与により、改善が期待できます。
これらのメンテナンスと注意点を守ることで、水草水槽は美しい景観と健康な熱帯魚たちが調和した飼育空間となります。定期的なケアと観察を通じて、水草水槽のバランスを保ちましょう。
まとめ

水草水槽に必要な道具や立ち上げ方法、メンテナンスのポイントなどについて解説しました。これらを参考に、水草水槽を楽しみながら熱帯魚を鑑賞できます。
是非、本記事を参考にして、自分だけの素敵な水草水槽を作り上げてみてください!
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