アクアリウム初心者にオススメの水草13選

アクアリウム初心者
アクアリウム初心者

水槽を作るイメージはできたけど、どんな水草を選んだらいいの?

難しい種類って、高価な機材とかが必要なのかな?

初心者でも育てやすくて、キレイな水草を教えて!

こういった疑問にお答えします。

本記事では、

  • 水草選びの前知識
  • 初心者の方でも育てやすいキレイな水草13選

という構成でお話しします。

水草は、本当にたくさんの種類が存在します。基本的な道具がそろっていれば、多くの水草は育てられるでしょう。

ですが、中にはちょっと難しい種類も存在します。

知らずにそういった水草を買ってしまうと、せっかく植えてもぜんぜん育たずに枯れてしまうことも起こりえます。

でもご安心ください。水草について理解が深まれば、難しいといわれる種類でも育てられるようになるはずです!

いきなり難易度が高い種類には挑戦せずに、ここで紹介するような育てやすい種類から始めてみてはいかがでしょうか?

水草についての前知識

水草についての前知識を軽くお話しします。すでに心得ている方は先へ飛ばしてください。

  • どんな種類も共通!水草が育つために必要なもの
  • 難しいとされる水草は、水質の適応範囲が狭い
  • おすすめの環境はソイル+CO2添加

どんな種類も共通!水草が育つために必要なもの

水草(=植物)は、光と水、栄養、CO2(二酸化炭素)を必要とします。

光は照明器具、栄養は魚の排泄物やソイルから得られます。

CO2は、私たち人間が酸素を吸って二酸化炭素を吐くように、魚たちもCO2を放出しています。

水はもちろん、たっぷりありますね!

水草が育つために必要なものは、ある程度そろっているわけです。

難しいとされる水草は、水質の適応範囲が狭い

育てるのが難しいってどういうことでしょうか?

水草の成長に必要な要素(光、水、栄養、CO2)を述べましたが、これらをどれくらい必要とするかは、水草によってまちまちです。

CO2が少ないと成長が止まってしまう水草や、ソイルの栄養が少なくなるといじける水草。強い光を求めるものや、逆に強すぎると色が悪くなるもの。

水質にうるさい水草もいます。

水草によって、好む環境が違うわけです。水質の適応範囲が狭い水草は、難しいといえます。

ある水草を育てたいと思ったら、環境をそれに合わせてあげる必要があります。

おすすめの環境はソイル+CO2添加

多くの水草は「弱酸性」という水質を好みます。

(本記事でご紹介している水草もほぼ同じです)

弱酸性の水質は、ソイルを敷くことで比較的簡単に実現します。

砂利や砂ではアルカリ寄りになりやすいので、水草育成には不向きです。

CO2の添加もおすすめです。

CO2は水草の成長に必須ですが、水槽内には不足しがち。CO2を人為的に補ってあげることで、水草を元気に美しく育てることができますよ!

また、副次的に水のpHを下げ、弱酸性に近づけてくれます。

さらにいうと、カリウムという栄養素も不足しがちなので、添加をおすすめします(ここまでやれば、水草育成はかなりイージーモードです)。

CO2添加は初期費用とランニングコストはかかってしまいますが、それだけの価値があります!今後も水草を育てるのであれば、ぜひ検討してみてください。

というわけで、ソイル+CO2添加はおすすめします。

アクアリウム初心者にオススメの水草13選

初心者の方でも育てやすい水草を13種類まとめました。

光量の目安
★・・・20W
★★・・・30W
★★★・・・40W以上
の照明があればGOOD!!

アヌビアスナナ・プチ


光量★
CO2添加:なくてもよい

濃いグリーンの丸みのある硬い葉が特徴。
丈夫で育てやすい。
枯れているところを見たことがない。
成長はとても遅い。
土に植えるのではなく、流木や石に根を張る、活着タイプ。
葉が3枚程度になるように茎をハサミで切り、小さい石(溶岩石など)にビニタイで巻きつける。
けっこうきつく巻いて大丈夫。
それをいくつも作って、積み上げた石の隙間や流木の割れ目にはめ込むといい感じ。

バリスネリア


光量★
CO2添加:なくてもよい

テープ状の長い葉が水面まで伸びる。
砂利でも育つ。ランナーという茎で横にどんどん増えるので、初心者でも「増えすぎて困る」感覚を体験できる。
高さがあるので、後景にカーテンのように配置します。
手前にもランナーを伸ばしてしまうので、そういう時はカットします。
葉が伸びすぎると水面を覆って、光を遮ってしまう。
かといって途中でカットすると違和感が強い。
そういう理由から、水草レイアウトでは敬遠されがち。

ピグミーチェーンサジタリア


光量★★
CO2添加:なくてもよい

明るいグリーンで背丈が低いため、水槽の手前のスペースに敷き詰めて草っ原のようなレイアウトが作れます。
田植えのようにぷすぷす植えておけば、ランナーを四方に出して増えていきます。
背丈が低い草は光量を要求するものが多いですが、ピグミーチェーンサジタリアはそこまで強い光がなくても育てられます。
ただし光が弱すぎたり影に入ると、光を求めてみょーんと長くなって不恰好になります。
成長も早く前景用としては初心者にもオススメ。

パールグラス


光量★★
CO2添加:あった方が良い

明るい緑の小さい葉がかわいらしい有茎草
有茎草は、途中でカットするとそこから枝分かれして成長します。
カットした草は空いてるスペースに植えることでどんどん密生させることができます。
そうして密生させると、こんもりとした「パールグラスの森」を作ることができます。
感嘆の声が出るほど美しいのでオススメします!

私が水草にどハマりしたきっかけとなった水草です。

ミクロソリウム


光量★
CO2添加:なくてもよい

主に流木に活着させます。
自然感が満載の水草で、ジャングルのような雰囲気が出ます。
活着したミクロソリウムを流木から剥がそうとすると、しっかりと根を張っていることに驚くでしょう。
新しく出てきた葉は半透明で、独特な葉脈が美しい。

ウィローモス


光量★★
CO2添加:あった方が良い

癒されるコケです。
流木や石に活着させますが、適当にちぎって対象物に木綿糸で巻きつけるか、瞬間接着剤でくっつけます。
日数が経過すると糸は自然に分解されるかエビに食べられ、その頃にはウィローモスは活着しています。
ウィローモスが繁茂すると、稚魚の絶好の隠れ家になり、
自然繁殖が楽しめるかもしれません。
C02があった方が葉が柔らかそうな感じが出ます。
自然感や時の流れを演出でき、そういったレイアウトの表現も学べます。

ハイグロフィラ・ポリスペルマ


光量★★
CO2添加:なくてもよい

いたってシンプルな有茎草。
レイアウトの構図を強調するのに使いやすい。
葉が大きいのでパールグラスのように密にならず、表現に合わせてそのあたりの使い分けも考えると良い。
大きい流木を置き、その後ろに配置するだけでもいい感じ。

ニューラージパールグラス


光量★★
CO2添加:なくてもよい

有茎草ながら、匍匐(ほふく)して伸びてゆくちょっと変わった草。
高さが出ずに、地面にビタっと張り付くように成長する。
敷き詰めて緑の絨毯が楽しめます。
ソイルが露出した部分を埋めたい時にも便利。
ミスト式立ち上げという方法に適しています。

アマゾンフロッグピット


光量★★
CO2添加:ー

水面に浮かべておくだけでどんどん増えます。
浮き草ですね。
メダカの産卵床としても良いですが、管理のしやすさで言ったら人工の産卵床の方が便利です。
飼育水の余分な栄養を吸収してくれるので、セット初期に投げ入れて、ある程度のところで取り出すといった使い方もありです。

ボルビティス


光量★
CO2添加:なくてもよい

今回挙げた中ではもっとも深い緑色をしている。
ミクロソリウム同様に活着させて使う。
コイ科の深みのある体色にも良く合います。
ボルビディスを繁茂させた森は幻想的。

オーストラリアンクローバー


光量★
CO2添加:なくてもよい

四葉のクローバーが数珠つなぎに広がっていくような水草。
葉が可愛く、どことなくジブリ感がある。
植えたりせずにどこかに引っ掛けておけば横にどんどん広がっていきます。
そのため、砂を使ったレイアウトにも重宝します。
放置しすぎると水槽全体に広がってしまうので、管理は大変かも。

マツモ


光量★★
CO2添加:なくてもよい

浮かべるだけ、メダカ水槽でよく見かける。
アマゾンフロッグピット同様、セット初期に余分な栄養を吸収させるといった使われ方が多い。

ハイグロフィラ・ピンナティフィダ


光量★★
CO2添加:なくても良い

有茎草ながら流木などに活着する、ちょっと変わった水草。
デザインが独特すぎるというか、生態が面白い水草です。
流木の近くに植えておくと、うまくいけば流木に活着します。
どのように成長するかは水草任せと言ったレイアウトも面白いかもしれません。
ミクロソリウムやボルビディスとはまた違った自然感があります。

まとめ

比較的、育てやすい水草をいくつか挙げました。
簡単ではありますが、全部キレイな水草です。
ここらへんを押さえておけば、他の水草にも手を出しやすいでしょう。

それでは、良い水草ライフを!

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